甲府 0-1 千葉
甲府は14試合を終え、7勝2分5敗の勝点23で6位というプレーオフ圏内に着けている。ここから十分に自動昇格も狙えるいい位置だ。勝てば上位争いに、負ければ中位に飲み込まれるという位置なので、ホームで下位の千葉相手に勝点を取りこぼしたくはないだろう。
対する千葉は3勝5分6敗の勝点14で17位という順位。ここ4試合は負けなしで来ていたが前節は課題である決定力のなさがあらためて露呈しホームで敗戦となった。チャンスは作れているしシュートも打てている。あとは決め切るだけだ。結果にこだわってアウェイでの勝点3を。
千葉のスタメンは前節と変わらず。GKに章太。4バックは右から西久保、新井、大輔、日高。ボランチに小林と見木。右に田中、左に椿、トップ下に風間。ワントップにブワニカ。そしてベンチにようやく小森が戻って来た。スタメンが結果を残し、小森を使わなくてもいいような展開を期待したい。
試合は開始わずか1分、西久保のアーリークロスがブワニカの頭に合うがわずかに枠外。ゴールキックの判定になったけどGK触ってるぞ。23分、大輔からいいくさびが風間に入り、右サイド裏へ抜けた田中がクロスを入れるもブワニカが合わせ切れず。惜しいチャンス。
28分、日高の蹴ったCKのこぼれが日高へ。1人かわして入れたクロスを見木がボレーで蹴り込み先制!!!ようやく千葉の10番が今季初ゴール。遅いよ!!!見木はここからゴール量産してくれよ。ここまでは千葉の方がいいサッカーが出来ている。前半で追加点を狙いたい。
41分、小林からのロングボールを相手DFがクリアし切れず日高へ。こぼれをブワニカが打つがDFに当たりGKがセーブ。これを日高が角度のない所から打つが枠外。前半は1点リードで終了。前半は攻守共にいいサッカーが出来ていた。ピンチらしいピンチもない。しかし試合は90分。この流れを最後まで続けたい。
押し込まれるも最後をやらせず
後半の頭から甲府が攻め込む中、55分、小林が素晴らしいくさびを風間に通し、風間が裏へ受けた田中へパス。田中からのクロスをファーで椿が合わせるがゴールライン際でDFにクリアされる。いいパスが3本続いた。
58分、宮崎にカットインからミドルを打たれ、章太の正面だったがキャッチ出来ず弾いたボールはあわやゴールインという危ない所で抑えた。ややブレ球だったのかな。61分に2枚代え。風間OUT、小森IN。田中OUT、米倉IN。ひさびさの小森楽しみすぎる。ゴールに飢えてるだろうし取っちゃって。
65分、甲府の左サイドから入れたグラウンダーのクロスが中に合うが、合わせ切れず救われる。甲府が攻める時間が長くなっているので、もう少し自分達でコントロールしたい。69分にもサイドで裏を取られクロスからピンチになるがシュートは枠外。
防戦一方の千葉。78分、ブワニカOUT、熊谷IN。守り切るというわかりやすい交代。84分、セットプレイから頭で合わされるが枠外。そしてAT3分も守り切り勝利!!!いやー、後半はかなり押し込まれて安心して見られるという試合ではなかったが、熊谷の投入もハマりしっかり守り切った。
ようやく見木が点を取ったことで精神的も楽になるだろうし、エース小森の復帰も大きい。中3日での試合が続く厳しい連戦になるが、怪我人も戻って来ているし、自信を持って次節、絶好調な清水に臨もう。
監督・選手コメント
小林慶行監督
―― いつもより守備的だったように感じたが、戦い方としては想定内だったのでしょうか?
そうですね。全部が全部、前から奪いに行くことはできないという部分と、相手には最前線にスペシャルな選手がいるということを考えた時に、やはり同数で守るようなシーンは作りたくないと。そういう意味で前から行き切れない部分は出てくるだろうという想定内でした。そういった形でも粘り強くしっかりと対応できたと思います。
ウタカという怖い選手に何もさせなかった守備は良かった。ただやはり後半は1点リードしているとはいえ押し込まれすぎたのでもう少し高い位置で試合をしたい。ともかく0で抑えれば負けることはないのでこの強度をさらに高めたい。