千葉 1-0 大宮
大宮は11試合を終え、4勝0分7敗の勝点12で17位と苦しんでいる。ここ3試合は3連敗だ。引き分けがないというのが特徴的で、苦しい試合をいかに引き分けに持ち込むかというのも大事なポイントになる。またアウェイでの勝利がないということで、このアウェイフクアリ戦での勝利が求められている。
一方の千葉は前節、2点のリードを守り切れず後半ATにPKで追いつかれ痛恨のドローとなり、20位とかろうじて降格圏の上にいるという厳しい状況が続いている。内容的には悪くないという部分もあるのだが、結果が出ていないということは内容が悪いという現実を受け入れる必要がある。
千葉のスタメンは前節負傷交代した田口に代わり1枚変更。メンバーを見ただけではシステムがわからなかったが見木がやや下がり目。GKに章太。4バックは右から西久保、新井、大輔、日高。ボランチに小林と見木。2列目に右に田中、左に椿、トップ下風間。1トップにブワニカ。上手く機能するか。
試合は2分、西久保のロングスローに大輔が頭で合わせるがGKがキャッチ。15分まではやや大宮優勢の立ち上がり。21分、裏へ出たボールに新井が触れず山崎に抜け出されピンチを迎えるがシュートは章太がセーブ。
32分、風間のクロスに見木が上手いトラップからシュートを打つがDFがブロック。再び振り向きざまに強烈なシュートを放つがGKがセーブ。こぼれを椿が打つが枠に持って行けず。これは決定機だった。
35分、西久保が奪ってカウンター。風間が粘ってキープした所から椿へ。しかし椿はシュートではなくクロスを選択しクリアされる。中は千葉2人に対して大宮4人だからクロスではなく枠に強いシュート打って欲しかったわ。
42分、小林からボールを受けた風間がミドルを打つが枠外。前半は0-0で折り返し。両チーム共にチャンスはあったが決め切れず、終盤は千葉のペースだったがほぼ互角という内容だった。守備面での集中力と攻撃面での積極性で勝ち切りたい。
前節と同じ轍は踏まずクリーンシート
52分、日高のCKに大輔が頭で合わせて先制!!!日高のキックも大輔のむずかしいヘディングもドンピシャの素晴らしいゴール。こういう展開の試合でセットプレイで取れたのは大きい。ここからのゲームコントロールだぞ。
55分、日高の完璧なアーリークロスに風間が飛び込むが枠に持って行けず。むずかしいシュートではあるけどこれは決めて欲しい。58分、日高がエリア内で1人かわしクロスを入れ、新井が決定機を迎えるが枠外。チャンスは増えている。決め切って突き放したい。
67分に2枚代え。田中OUT、末吉IN。風間OUT、壱晟IN。72分、スローインからのクロスが袴田に合うが打ち切れず章太がキャッチ。75分、左サイドでのいいパス回しから日高が抜け出し、クロスをドフリーの末吉がトラップして打つがポスト。あれだけドフリーで打ったなら枠内に蹴ってくれ。
77分、カウンターを受け泉澤にシュートを打たれるが章太がキャッチ。大宮が押し込む時間が多くなり我慢の千葉。89分、カウンターから見木が持ち込みフィニッシュまで行くがブロックされる。いいよー、自分で行け。89分、椿OUT、矢口IN。
そしてAT5分も守り切り1-0勝利!!!MVPは大輔で文句なし。ゴールだけでなく守備でも力を見せた。日高も良かったなぁ。クロスの質、精度は素晴らしい。あとは中の選手が決めるだけだよ。小林もタフな仕事をしっかりこなしてくれた。見木や風間はあとは決めるだけ。
反省点としては、今日の試合は2点目を決めないといけない試合だったという所。取るチャンスはあった。ともかくこれで順位は一気に上がって15位に。連勝すれば上が見えてくる。中3日での連戦になるがこの勢いを持って今度こそ連勝といこう。
監督・選手コメント
小林慶行監督
少し暑い中で我慢比べのような試合展開となり、その中でセットプレーから1つゴールをもぎ取ることができて、さらにしっかりとゲームをクローズさせられたことは自分たちにとって大きな意味があると思います。とはいえ、先制点を取った後の終わらせ方というのは、もちろんチャンスも作れているとはいえ、前節の反省も踏まえてもっともっと求めていかなければいけないところだと思っています。
怪我人や累積で厳しい台所事情の中、チーム力で勝ち取ったナイスゲーム。あとは繰り返すが2点目。今日は2点目が取れた、取らないといけない試合だった。勝ったから良しではなく、勝って兜の緒を締めよの精神でプレイの精度を上げてくれ。