2023 J2 第4節 ブラウブリッツ秋田 VS ジェフ千葉 試合レポート

秋田 1-0 千葉

【ハイライト】3/12(日)第4節 vs ブラウブリッツ秋田(ジェフユナイテッド市原・千葉 / 2023明治安田生命J2リーグ)

秋田は3試合を終えて2勝1分無敗の勝点7で4位と好調だ。しかもアウェイ3連戦でこの結果を残している。4位といっても勝点7は2位と並んでいて、得失点差や総得点で4位となっているので首位を狙える位置に着けている。特にここまで無失点はリーグで秋田だけと堅い守備を誇っている。

対する千葉は1勝1分1敗の勝点4で12位。内容は悪くないが決め切れず勝点を取りこぼす試合が目立つ。秋田に対してはこれまで勝ったことがなく、昨シーズンもホームでもアウェイでも1点も取れず完敗している。堅守の秋田相手に決め切らなければならない。

千葉のスタメンはGKに章太。3バックは右から松田、新井、大輔。アンカーに田口。右に末吉、左には日高が初スタメン。インサイドハーフに小林と見木。2トップに小森と呉屋。日高が楽しみなのと、小森の4戦連発弾に期待したい。

秋田VS千葉 スタメン

試合は立ち上がりなかなかボールが落ち着かない中、9分、秋田のショートコーナーが河野の頭に合うが枠外。両チームともチャンスらしいチャンスもないまま27分、秋田の左サイドからのクロスのこぼれをダイレクトで打たれるが枠外。

29分、田口のCKをフリックし新井が打つがDFにブロックされる。33分、田口がFKで最高のボールを入れ大輔の頭に合うがGKにセーブされる。これは両チーム通じて初の決定機だった。

35分、日高のCKを小森がすらし松田が頭で合わせるが枠外。日高はセットプレイも蹴りそうだね。42分にアクシデント。章太が太腿を痛め負傷交代。44分、章太OUT、鈴木IN。不動の守護神交代の大ピンチだが鈴木はこのチャンスを活かせ。

前半は立ち上がりこそ秋田が圧力をかけたが、それ以降は千葉の方が上手くやれていた。ただ千葉ペースというほどでもなく、秋田としてはこの展開は想定通りだろう。先制点が重い価値を持つ試合になるので秋田の堅守をこじ開けたい。

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押し込み続けるも堅守を崩せず

47分、日高から素晴らしいクロスが入りDFがクリア出来ず呉屋がチャンスを迎えるが呉屋も合わせられず。DFが触ると思ったのかタイミングが合わなかった。51分、秋田のロングスローを頭で合わされ、ループ気味に飛んだボールがゴールに吸い込まれ失点。絶対に与えたくない先制点を与えてしまった。

63分、サイドから揺さぶられクロスを入られた所からピンチになるがシュートは枠外で救われる。64分に3枚代え。呉屋OUT、ブワニカIN。小林OUT、風間IN。末吉OUT、椿IN。前に人数をかけ反撃のスイッチを入れる。

68分、田口からいいサイドチェンジのパスが通り、日高のクロスに小森が合わせるが枠に持って行けず。千葉が押し込む時間が続くが秋田がしっかり守る展開。86分、見木のクロスにブワニカが合わせるが枠外。クロスまでは行けているが最後の精度がない。

ATのCKも得点には繋げられずホイッスル。またもや秋田に勝てず。またもや秋田から1点も取れず。千葉の支配率は60%を超え、シュート12本(枠内7)。秋田の枠内シュートは2本。秋田にしたらしてやったりだろう。終わってみれば秋田の試合だった。

順位は大きく後退し17位。新監督を迎えての新たなサッカー、外国人なし。ある程度予想はしていたけど完全にスタートダッシュには失敗した。外国人なしは秋田も同じだ。まだまだ我慢と継続が必要。10試合を終えた時点で半分より上にいたい。

監督・選手コメント

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小林慶行監督

まずは、秋田さんの狙いを持って徹底したサッカーに対してしっかりとそれを跳ね返していこうと。その中から自分たちのスペースと時間が少しずつできるところ、そこからセカンドボールを拾って、自分たちのペースで戦える時間も増えていったと思います。試合を通じて、サイドを使いながらゴール前に入っていくという攻撃を表現できた部分もありましたけれど、結果としてはセットプレーから失点してしまったことですごく残念な敗戦となりました。

ボールは持てたしチャンスもあった。しかし決め切れずに、逆に一発のセットプレイで沈んでしまうという勝負弱さも露呈した。ただこれを続けるしか道はない。今日もスコアが逆でもおかしくない内容だったし、最後の精度、守備での強度。ここを高めていくしかない。

日高大選手

―― 後半はクロスを上げる回数も増えましたが、チームとしては無得点に終わりました。

積み上げるしかないと思いますし、結果的に得点を奪うことはできなかったけれど、同じシーンで入る試合もあると思います。だからこそ続けることが大事で、決して悪くないと思いますし、いい形でゴール前まで運べたシーンもありました。そういうところを続けながら、技術面で向上させたいと思います。

日高は呉屋へのクロスや小森へのクロスなど得点になっておかしくないボールを入れていたし、左足のセットプレイのキッカーとしても使えそうだし、初スタメンとしては良かったと思う。継続して見たい選手だ。

17位。まだ始まったばかりとはいえ、下にいると精神的な余裕もなくなるので次の試合ではしっかり勝点3を取ろう。

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