千葉 1-0 金沢
先日ユン監督の退任が発表されたがそれはまた別記事で。
金沢は34試合を終えて10勝10分14敗の勝点40で15位という位置にいる。さすがにここからプレーオフ進出は厳しいだろう。どちらかというと早く残留を決めてしまいたいという感じではないだろうか。55失点というリーグワースト3位の失点の多さを改善出来るか。
対する千葉は34試合を終えて12位。順位表の上半分から消えてしまった。勝点46は6位との勝点差が6。残り試合を考えれば崖っぷちに立たされている状況になってきた。課題であり続ける得点力を改善し、ホームでの勝点3は絶対になる。hummelダービーを制するのは千葉だ。
千葉のスタメンは前節から3枚変更。GKに章太。3バックは右から新井、ミンギュが復帰し、左に田邉。ボランチに田口と小林。右WBに西久保、左に秋山。インサイドハーフに高木と見木。ワントップにソロモン。頼むぞソロモン、ワントップを張るのは俺だというプレイを見せてくれ。
試合は立ち上がり、両チームとも前線でボールが収まらず落ち着かない展開。11分、松本にミドルを打たれるが章太の正面。16分、前線でのいいプレスでボールを奪いソロモンがシュートを打つがGKがセーブ。17分、高木がロングシュートを狙うが枠外。
26分、西久保のロングスローをGKがこぼしたボールを見木が打つがDFに当たり入らず。これは決定機だった。29分、田邉の持ち上がりから田口が素晴らしいパスを右に展開し、西久保がいいクロスを入れるがわずかに高木に合わず。質の高いプレイが続いた。
30分、高木がシンプルにアーリークロスを入れ、ソロモンが体の強さを見せヘディングシュートを打つがポストに弾かれる。これは決め切りたかった。34分、高木がまたもやロングシュートを狙うがわずかにバーの上。シュート意識高くていいよー。
38分には田邉が左サイド高い位置まで入りクロスを入れるがソロモンのヘディングは枠外。持ち込めているしシュートも打てているので前半に1点欲しい。44分にもゴール前での波状攻撃で最後は田口が打つがDFがブロック。いい攻撃は出来ている。
45分、田口のCKにミンギュが頭で合わせるが枠外。前半は0-0での折り返し。ここまで千葉の選手の名前ばかり書いているように、前半は完全に千葉の試合だった。しかしどれだけチャンスを作ってもシュートを打っても、決め切るという結果が残せなければ今までと同じだ。後半勝負。
ひさびさのいい崩しからの得点
後半も立ち上がりから千葉が圧力をかけ47分、高木のアーリークロスに新井が合わせるがクロスバーに弾かれる。決めるのは今日も新井なのか?チーム得点王。攻勢を続ける千葉、56分、ミンギュのくさびをソロモンがフリックし高木へ。高木が溜めて西久保が入れたクロスに見木が合わせてゴール!!!これはいい崩しのゴールだった。欲しかった先制点。先制すると強い所を見せてくれ。
67分、高木OUT、小森IN。高木は裏への飛び出しやシュートの意識など持ち味を見せてくれた。ここまで危なげなく安心して見ていられる内容だが72分、松本に強烈なミドルを打たれるが章太の正面。金沢は前節3点ビハインドを追い付いているので気を付けないといけない。
74分に両WBを交代。秋山OUT、福満IN。西久保OUT、米倉IN。77分、新井が相手をかわしに行ったボールがエリア内で庄司の手に当たるが取ってもらえず。こういうのが後で響かないといいが。85分、丹羽に反転からシュートを打たれるが枠外。
86分、見木OUT、ブワニカIN。ソロモンOUT、チアゴIN。見木もソロモンもナイスプレイだった。そのまま逃げ切り1-0完勝。千葉らしい勝ち方だったし、流れの中からいい崩しで取ったのも良かった。くさびがソロモンに入った時に、いい距離、いいタイミングで動き出しがあればダイレクトプレイが出来るし得点にもなる。
監督・選手コメント
尹晶煥監督
選手たちは90分を通じてアグレッシブな姿勢を見せてくれましたし、守備から攻撃まで全体的に良かったと思います。1点しか入らなかったことは残念ですが、1点を争う勝負になると予想していました。選手みんなが試合を通じて集中して戦ってくれたことに対して感謝を伝えたいと思います。
攻撃も守備も良かったしバランスも良かった。みんながいいプレイをしたね。中3日で残留争いをしている岩手に乗り込む。千葉もプレーオフ圏内入りに向けて必死だが、岩手も残留に向けて必死で向かって来る。今日の勝利を活かすためにもアウェイでしっかり勝点3を取らなければならない。