2022 J2 第34節 ジェフ千葉 VS V・ファーレン長崎 試合レポート

千葉 0-1 長崎

【ハイライト】9/3(土)第34節 vs V・ファーレン長崎(ジェフユナイテッド市原・千葉 / 2022明治安田生命J2リーグ)

千葉を含め33試合を消化したクラブが多い中、長崎は31試合しか消化しておらず、13勝8分10敗の勝点47で8位という位置に着けている。消化試合の少なさは勝点を上積み出来るという利点もあるが、スケジュールが厳しくなるというマイナス面もある。早めにプレーオフ圏内に入りたいだろう。

一方の千葉は33節を終えて10位という位置。6位との勝点差は3しかないが、大混戦なので勝点3は必須だ。プレーオフ圏内入りを争う長崎にホームで負けるわけにはいかない。ユン監督も自分達から仕掛けるサッカーをすると言っているので、ホームでの快勝を期待したい。

千葉のスタメンは前節から末吉を秋山に変更。GKに章太。3バックは右から新井、田邉、ダニエル・アウベス。ボランチに田口と小林。右WBに西久保、左に秋山。インサイドハーフにブワニカと見木。ワントップにチアゴ。攻撃陣の奮起に期待し流れの中からの得点が見たい。

千葉VS長崎 スタメン

試合は立ち上がりから長崎が積極的に前から来る中、5分、田口が距離のあるFKを直接狙うが枠外。11分、見木から素晴らしいボールが入りブワニカが飛び込むがわずかに合わず。徐々に千葉がボールを持てるようになる。

23分、西久保のアーリークロスのこぼれをブワニカが打つが枠外。35分、中盤でボールを奪われカウンターを受け、澤田にシュートを打たれるが枠外。39分、小林が左の秋山に展開した所からクロス。ファーサイドでブワニカが折り返しチアゴがダイレクトボレーで打つが枠外。幅を使ったいい攻撃だった。

41分、カイオ・セザールのロングシュートは枠外。46分、田口のFKのこぼれを小林が打つが枠外。前半は0-0での折返し。千葉はゴールを脅かされるような場面はなかったが、枠内シュートを打つことも出来なかった。ブワニカやチアゴのチャンスは決めたかった。交代カードも含めて後半に決め切らないといけない。

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攻撃の課題は未だ改善されず

後半は立ち上がりから切り替えの早いボールの奪い合い。54分、田邉がインターセプトから躊躇なくドリブルで持ち上がり一度ブワニカに預けてから右サイド深い位置まで入りクロス。こぼれをチアゴが打つが枠に持って行けず。前半もあったが枠に持って行ってくれ。

55分、クレイソンに右サイドでプレスを上手くかわされ裏へ出されたボールに戸倉に抜け出され失点。これはクレイソンが上手かったわ。58分、ダニエル・アウベスのクロスがファーに流れ西久保がダイレクトで合わせるがGK正面。いいよー、枠に飛ばせば何かが起こる。

67分に3枚代え。秋山OUT、福満IN。ブワニカOUT、リカルド・ロペスIN。チアゴOUT、ソロモンIN。リカルド・ロペスは挨拶代わりの一発見せてくれ。70分、左サイドからのクロスがファーのクリスティアーノに流れてシュートを打たれるが枠外。

77分に2枚代え。西久保OUT、米倉IN。小林OUT、小森IN。小森がどんなプレイを見せるのか楽しみだ。ATに入って押し込むものの決定機は作れず0-1での敗戦。先制されると本当に弱い。チャンスはあった。ただシュート14本で枠内2本は少なすぎる。プレーオフが大きく遠のいてしまった。

監督・選手コメント

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尹晶煥監督

選手たちは準備したとおりのサッカーを表現してくれましたし、90分間、いい姿を見せてくれました。攻守において積極的にやってくれたと思います。ただ、決定力の差が結果に表れてしまいました。もったいない結果になってしまいました。

今の千葉は0に抑えてセットプレイ絡みで1点取って勝つという形しかない。先制すれば2点目も見えてくるが、先に失点するとひっくり返すだけの力はない。チャンスは作れていたけどシュートが枠に飛ばないのは監督のせいじゃないしなぁ。

チアゴもシーズン途中に加入して半年ということを考えればまだ本領発揮というわけにはいかないのかもしれないが、チームには時間がないのよ。リカルド・ロペスも同じ。フィットするのを待っている時間はない。つくづくチームに加入したタイミングが遅すぎたと痛感する。

プレーオフが遠のいたのが現実だが、諦めるにはまだ早い。今日も守備に関しては失点シーン以外はやられていないし、守備が崩壊する試合はほとんどない。とにかく攻撃だ。得点力がなさすぎる。失点数は6位タイと上位にいるが、得点数は22チーム中17位。これで上に行くのは無理。

エスナイデル時代のように攻撃に全振りすれば得点は量産するが失点も量産する。ユン監督のように後ろに比重を置けば失点は少なくなるが得点も少なくなる。このバランスが取れているチームが強いわけだが、今の千葉は守りを固めてカウンターやセットプレイの少ないチャンスをモノにするというスタイルを選択している。数撃ちゃ当たるではないので決定力が重要だがそれがない。前線の選手たちよ、奮起してくれ。

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