長崎 0-2 千葉
長崎は17試合を終えて7勝3分7敗の勝点24で7位、プレーオフ圏まであと一つという位置にいる。しかし6位の山形から10位の秋田まで勝点24で並ぶ大混戦。18位の千葉とも勝点差は4しかなく、混戦から抜け出すためにもホームでは勝点3を取ることが重要だ。
対する千葉はなかなか波に乗れず連勝もなく不安定な戦いぶりだ。リーグワースト3位という得点力をなんとかしない限り上へは行けないだろう。混戦なので連勝すればグッと順位は上がる。連戦で厳しいが総力戦で乗り切りたい。
千葉のスタメンは前節から2枚変更。GKに章太。3バックは右から大輔、新井、佐々木。ボランチに田口と熊谷。右WBに米倉が入り、左に末吉。インサイドハーフに高木と見木。ワントップにチアゴ。前線の選手達のゴールを期待している。
試合は開始わずか1分、左サイドを突破しようとした末吉が相手との接触で足首を負傷。ピッチ外へ。5分、末吉はそのまま交代。末吉OUT、福満IN。末吉は歩けず担架で退場したので心配だ。
9分、FKの流れから左サイドに展開。高木が上げたファーへのクロスを佐々木が折り返し、新井が蹴り込み幸先よく先制。今シーズン4点目。圧倒的チーム得点王新井様。新井は守備だけじゃなく得点力も高く頼りになる。ここからが大事だぞ。引かずに2点目を取りに行け。攻撃陣は意地を見せろ。
22分、佐々木がDFの裏へ入れたFKに大輔が抜け出し頭で合わせるもGKがセーブ。これは決定機だった。27分、熊谷のサイドチェンジを福満がダイレクトで折返し、見木が頭で合わせるがGKがセーブ。これも決め切りたいビッグチャンス。ここまでは完全に千葉の流れ。
32分、クリスティアーノのFKは枠外。35分、田口が素晴らしいFKをゴール前に入れ、GKが触れず抜けて来るが大輔も合わせ切れず。これも惜しいチャンスだった。この流れなら前半のうちにもう1点欲しい。
36分、千葉の変化を付けたCKを奪われカウンターを受けピンチになるがなんとか戻って事なきを得る。終盤はオープンに両チームチャンスを作るが得点にならず、0-1の千葉リードで折り返し。千葉としては欲を言えばもう1点欲しい展開だった。後半の試合運びが重要になる。
やるべきことをしっかりやり切りアウェイで勝利
前半終了間際に足を痛めた高木がハーフタイムで交代。高木OUT、風間IN。怪我人が増えてきたなぁ。51分、クロスからの戸倉のヘディングは章太がキャッチ。53分、田口の左足ミドルは枠外。
61分、佐々木の強烈なミドルはGKがセーブ。どんどん打とう。打たなきゃ入らない。63分、カイオ・セザールのシュートは章太がキャッチ。長崎が攻め込む時間が増えて来た。67分、右サイドの深い所で風間が粘り米倉がプレスをかけカイオ・セザールのパスミスを誘い、チアゴが蹴り込んで追加点!これは大きい。チアゴは加入後初ゴール。
75分、中央から崩されピンチを迎えるが鋭いシュートを章太が左手一本ビッグセーブで救う。失点すれば流れが変わりかねないので大きなプレイ。77分、熊谷が腿裏を炒め交代。熊谷OUT、小林IN。同時に米倉OUT、西久保IN。怪我人がまたー。
81分、チアゴOUT、ブワニカIN。チアゴはまだまだ課題はあるが、とりあえず1点取ったことで楽になるだろうしノッてくるだろう。92分、混戦からシュートを打たれるが章太がキャッチ。しっかり守り切ってホイッスル。
しっかりチャンスを作れていたし、セットプレイ絡みから1点、相手のミスから1点と取り切れた。チアゴが点を取ったのも大きい。その一方で末吉、高木、熊谷が負傷交代。中3日で試合が来るので次節は難しいだろう。ただ代わりに入った選手達もいいプレイをしているので心配はしていない。
今シーズン1度も連勝がない。次節こそホームフクアリで勝利して2連勝と行こう。
監督・選手コメント
尹晶煥監督
相手をしっかり分析して準備を進めてきましたが、それを選手たちが実行し、攻撃面でも主導権を握ることができました。シュートチャンスを多く作ることができて、早い時間帯に先制点を奪うことができたことが勝因となりました。
今の千葉のサッカーは先制点を取ることが本当に重要。得点力がなさすぎるので先に失点すると苦しくなる。というか勝てない。ただそれでは上に行けないので失点してもひっくり返すだけの力を付けないといけない。いかにして点を取るのかに、よりフォーカスして欲しい。