熊本 1-1 千葉
熊本は16試合を終え6勝5分5敗の勝点23で8位という位置に着けている。5位から9位までが勝点23という大混戦。18位の千葉とも勝点差は4しかない。ホームでの勝点3は必須だろう。熊本のGKはジェフサポにはお馴染みの佐藤優也。エスナイデル時代にはハイラインで活躍もしたし痛い目も見たね。
対する千葉は前節も最悪の展開で敗戦し18位。混戦とはいえこれ以上足踏みは出来ない。アウェイだろうと勝点3が必要だ。前節負傷退場した壱晟は鎖骨骨折という重症で長期離脱を余儀なくされることになった。ベンチに戻って来た川又やブワニカには気を吐いてもらいたい。
千葉のスタメンは前節から3枚変更。GKに章太。3バックは右から大輔、新井、佐々木。ボランチに熊谷と田口。右WBに福満、左に末吉。インサイドハーフに高木と見木。ワントップにソロモンが戻って来た。前線はお馴染みのメンバーに戻ったね。ソロモンは自身の価値を証明するチャンスだぞ。熊谷も前節の負傷は問題なさそうで良かった。
試合は9分、大木監督のチームらしく細かいパスを繋ぐ熊本がカットインから竹本がシュートを打つも章太がセーブ。千葉も右サイドから裏を狙ういい攻撃を何度か見せるがフィニッシュまでは行けず。
24分、見木からのパスをソロモンが相手を背負って受けた所から強引に反転してシュートを打つもGKがキャッチ。いいよー、FWとしての怖さを見せて行こう。32分、右サイドでボールを回した所から佐々木がミドルを放つが枠外。
39分、セットプレイのこぼれからターレスにミドルを打たれるが章太がキャッチ。熊本はチャンスになるとエリアに3人、4人と入って来るので怖さはあるが、繋いで来るのは千葉にとって守りやすいかもしれない。前半は両チーム共に決定機というほどのチャンスはなく0-0で折り返し。
パワープレイで勝点1を拾う
45分、田口のミドルはGKがキャッチ。決める力はあるんだからどんどんミドル打って欲しい。53分、ソロモンのポストプレイから田口が再びミドルを打つもポストに弾かれる。それでいい、どんどん打とう。
58分、こぼれ球を拾った佐々木が鋭いミドルを放つもGKがセーブ。徐々に得点が近づいて来ている気がする。63分、相手CBのトラップミスを末吉が奪いドリブルで持ち込みソロモンへ。ソロモンが上手く1人かわしシュートを打つもブロックされる。これは決めないといけない決定機だった。
69分、見木が得意のカットインからシュートを放つもGKがセーブ。そろそろ1点欲しい。71分、中盤で熊谷がボールをかっさらわれターレスに独走を許すがシュートは力なく章太がキャッチし救われる。いい流れなのでこういうミスは気を付けたい。
75分、福満OUT、西久保IN。83分、新井が負傷交代。新井OUT、ダニエル・アウベスIN。直後の84分、右サイドの裏を取られ入れられたクロスを高橋に頭で合わされ失点。いい流れだった中、負傷交代でDFを代えた直後の痛い失点になってしまった。
88分、前線の3人を3枚代え。見木OUT、風間IN。ソロモンOUT、川又IN。高木OUT、ブワニカIN。試合は長いAT6分へ。92分、風間のFKに大輔がドンピシャで頭で合わせ土壇場で同点!まだまだ、ひっくり返せ。
93分、クロスから土信田に頭で合わされるもポストを逸れ救われる。結局1-1のドローで終了。試合内容から言えばドローは妥当だろう。ただ千葉は相変わらずいい時間帯にチャンスを作っても点にならないし、逆に失点してしまうという試合運びのマズさを見せている。勝点1じゃダメなんだよ。目標は昇格だろ。
監督・選手コメント
尹晶煥監督
結果は引き分けでしたが、勝点3を取らなければならない試合でした。守備も攻撃も悪くなかったと思いますが、やはり決定的なチャンスを決め切らなければなりません。そうした流れの中で失点を招き、最後に追いつくことができたのですが、本来なら我々が先制点を奪ってリードを守るような試合運びをしなければなりませんでした。
まったくもってその通りなんだけど、それがずーーーっと出来てないんだよね。まぁ最後の精度に関しては監督にはどうすることも出来ない部分でもあるだろう。やるべき事は普段の練習から危機感を持ってやるしかない。中3日での連戦になる。次こそ頼むぞ。