千葉 0-3 大分
大分は12試合を終えて4勝4分4敗の勝点16で13位。千葉の一つ下の順位に位置している。得点16はまずまずだが、失点も16と多い。昨シーズンJ1を18位で終えJ2に降格して来た今シーズン、1年で戻るためにももう少し失点を減らしたい所か。
対する千葉は大分と同じ4勝4分4敗。得失点差で12位に着けている。前節は4試合ぶりの勝利。中2日での厳しいスケジュールになるが、前節快勝した勢いを持ってホーム2連戦をしっかり2連勝と行きたい。
千葉のスタメンは前節から2枚変更。GKは章太。3バックは右から新井、ミンギュ、大輔。ボランチに熊谷と小林。右WBに福満、左に末吉。インサイドハーフに高木と見木。ワントップにチアゴ。大分は5枚代えて来たが、千葉は2枚に抑えた。ソロモンはまたもやベンチにもいないから怪我かな。
試合は立ち上がり、千葉がセカンドボールをよく拾い両サイドから攻撃を見せる。10分、大分にポストプレイからサイドへ展開され入れられたクロスに弓場に頭で合わされるが章太がセーブ。14分、大分の右サイドからのクロスがファーへ流れた所を高畑が左足でダイレクトシュート。これがキレイに決まり失点。これはシュートを褒めるべき。
徐々に大分がボールを持つようになるが、ひっくり返すためには前半のうちに追い付きたい。31分、高木のFKは枠外。33分、ロングフィードで左サイドの裏を取られ高畑のクロスを伊佐に頭で合わされるが枠外。
前半は大分の方がいいサッカーが出来ていた。千葉はやはりチアゴが起点になれないのでなかなか攻撃がスムーズに行かない。ただチアゴをフィットさせるには長い時間ピッチに立たせる必要があるし、このへんは我慢が必要だろう。追い付くことはもちろんだが、ひっくり返すという気持ちを見せてくれ。
攻守にいい所なく完敗
後半の頭から高木OUT、サウダーニャIN。サウダーニャはチアゴと入れ替えるかと思ったけど2列目に入れて来た。50分、大分のCKがファーの呉屋の頭に合うが枠外。53分、呉屋と中川に中央を割られフィニッシュまで行かれるが章太がナイスセーブ。危ない場面。
千葉は前から守備に行くが大分の上手い回しに奪い切れず、奪っても足元足元で裏を狙うような場面もなくフィニッシュまで行けない。66分、左サイドで末吉から受けた見木がイメージ通りのミドルを放つが惜しくも枠を逸れる。
69分、小林OUT、田口IN。福満OUT、米倉IN。78分、サウダーニャから裏への浮き球のパスを受けた新井がダイレクトボレーで狙うが枠に持って行けず。81分、下田の左足から放たれたFKがポストの内側を叩いてゴールに吸い込まれ失点。致命的な2失点目。
83分、チアゴOUT、佐久間IN。87分、低い位置でのミスでボールを奪われ、そのまま藤本に蹴り込まれ3失点目。今日は今シーズン最悪の試合になりそうだ。92分、エリア内の混戦で最後は田口がシュートを打つが枠外。
大分は最後まで運動量も落ちず、結局千葉は攻守にいい所なく0-3の完敗。得点の匂いもしなかったし守備も嵌まらなかったし負けるべくして負けた試合。普通に力負け。課題が多すぎる。
監督・選手コメント
尹晶煥監督
中2日でのホームゲームであり、本当に多くのファン・サポーターの皆さんに足を運んでいただきましたが、見せてはいけない姿を見せてしまいました。
私自身の判断ミスがあったかもしれません。選手たちを信じて送り出したのですが、このような結果を招くことになった責任が私にあると思います。試合の立ち上がりから選手たちの身体が重いと感じていましたし、どのような試合においてもミスは失点につながってしまいます。
中2日ということを考えれば入れ替えるのが妥当だけど、前節いい内容で勝っているしホーム2連戦だしあまり変えずに、というのも理解出来る。結果的にはそれが裏目に出てしまったが。特に休ませたのがチームの心臓の田口、そして前節効いていたサウダーニャというのも裏目に出たかもしれない。チアゴに関してはまだまだ時間がかかりそうだ。
中3日ですぐに試合が来る。メンバー選考、ダメージがあるだろうメンタル面も含め、立て直しに時間はないのでしっかり仕切り直して欲しい。