2022 J2 第15節 ジェフ千葉 VS ファジアーノ岡山 試合レポート

千葉 1-0 岡山

【ハイライト】5/8(日)第15節 vs ファジアーノ岡山(ジェフユナイテッド市原・千葉 / 2022明治安田生命J2リーグ)

岡山は14試合を終えて6勝6分2敗の勝点24で4位という好位置に着けている。ここ7試合は負けなしで3連勝中と好調だ。1つ勝てば首位争いに顔を出すことも出来るが、1つ負ければプレーオフ圏から落ちることもある激戦区。17位の千葉には負けられないだろう。

一方の千葉は前節いい所なく完敗し17位。リーグワースト3位という得点力をなんとかしないと浮上は出来ないだろう。ホームでの岡山戦は相性がいいのでしっかり勝点3を取ってこれ以上は上と離されたくない。

千葉のスタメンは前節から4枚変更。GKに章太。3バックは右から大輔、ミンギュ、そして佐々木が入った。ボランチは熊谷と小林。右WBに米倉が入り、左に末吉。インサイドハーフにいつもとは並びが逆の見木と高木。ワントップにチアゴ。岡山のチアゴ・アウベスとのチアゴ対決に勝ってくれ。

千葉VS岡山 スタメン

オシム氏への黙祷を経てからのキックオフ。20分までは両チーム共にチャンスは作れず21分、高木のCKがファーに流れた所から末吉がカットインしてシュートを打つがGKがセーブ。こぼれにチアゴが詰めるが押し込めず。

27分、熊谷から裏のチアゴへ浮き球のパスが出て、チアゴがダイレクトで落とし佐々木が打つも枠外。いいよー、こういうダイレクトプレイにチアゴが絡んできて欲しい。20分までは拮抗していたがそれ以降は千葉がセカンドボールを拾いリズムを作れている。

32分、高木のクロスをGKが弾いた所に米倉が詰めるがブロック。33分、高木のCKをチアゴが頭で枠に持って行くがGKがキャッチ。38分、見木のミドルは枠外。41分、岡山のロングフィードをミッチェル・デュークが頭で落としチアゴ・アウベスがダイレクトで打つが章太がナイスセーブ。これは決定機と言っていい危ない場面。

前半は千葉の方が内容が良くシュートも多く打ったが、決定機があったのは岡山だった。千葉はこれまでに比べてチアゴが試合に入れているし、攻撃にも絡めてきているのでゴールという結果が欲しい。

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これが壱晟

48分、岡山のセットプレイからチアゴ・アウベスが頭で合わせるが枠外。48分、ゴールキックをチアゴが競り勝ち高木から米倉へ。米倉が鋭いミドルを放つがGKがセーブ。後半に入っても千葉が押し込めているのでこの時間帯に先制点が欲しい。

65分、チアゴOUT、サウダーニャIN。チアゴも徐々にフィットしてきている。66分、見木と佐々木のパス交換でフィニッシュまで行くがGKがキャッチ。68分、ミンギュの落としをサウダーニャが打つが枠外。

70分、セットプレイのこぼれをヨルディ・バイスに打たれるが枠外。72分、セットプレイのこぼれを末吉が狙いすまして打つがイメージ通りの軌道にならず。80分、ミンギュが持ち上がりクロスを入れるも合わず。CBのああいう持ち上がりは状況を動かす意味でも大事。81分、米倉OUT、福満IN。

86分、佐々木OUT、新井IN。小林OUT、壱晟IN。壱晟、決定力を見せてくれ。いやー、この内容なら勝ちたい、引き分けでは満足出来ない試合だ、と思っていた92分、壱晟から福満へスルーパス。さらに高木に繋ぎマイナスのボールを蹴り込んだのは壱晟ーーー!!!!!決定力来たーーーー!!!!これが壱晟だよ!!!

直後にホイッスルで劇的勝利。決定機こそ少なかったが攻撃の形は作れていたし決勝点もいい崩しだった。壱晟は持ってるんだよぁ。やっぱりもっとプレイが見たい選手だ。ポジションどこだ。田口がいないなら守備のリスクを負ってでも小林の所に置くか。

今日は米倉や佐々木も良かったし選択肢が増える。連戦の最後を劇的勝利で飾り、しっかり一週間休んで今度こそホーム2連勝と行こう。

監督・選手コメント

尹晶煥監督

相手の背後を狙っていこうとするチームとしての狙いにも積極的にチャレンジしてくれたと思います。最後の最後にゴールが生まれたということは、我々が集中力で上回ったということだと思いますし、最後のチャンスを決め切れたことが勝利につながりました。

細かい部分でまだミスはあるが攻撃は良くなった。ただこれが続かないのが千葉なので、これをしっかり続けて積み上げてくれ。

髙橋壱晟選手

―― 4試合ぶりの出場となったが、ベンチから戦況をどのように見ていた?

全員が熱い気持ちを出して戦っていたと思うし、いい内容だったと思います。試合に出て、「何かできれば」と思っていました。監督からは「ボランチとして出るからバランスを取れ」と言われました。ただ、僕自身はそれにプラスして、前に出ていって点を取ってやろうと思っていました。

「前に出ていって点を取ってやろう」これだよ。エリアに入れるのが壱晟の強み。田口、熊谷、小林あたりもこの気持を持って欲しい。シュートが少なすぎる。リスクを冒さないと点は取れない。ピッチに立つ全員に俺が!という気持ちを持って欲しい。

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