2022 J2 第16節 ジェフ千葉 VS ブラウブリッツ秋田 試合レポート

千葉 0-1 秋田

【ハイライト】5/15(日)第16節 vs ブラウブリッツ秋田(ジェフユナイテッド市原・千葉 / 2022明治安田生命J2リーグ)

秋田は15試合を終えて6勝2分7敗の勝点20で15位。得点13は下から4番目だが、ハードワークをベースに前節では首位の横浜FCに完封勝ちで2連勝と調子を上げてきた。ロングボールを多用するスタイルで、千葉との試合は1点を争う堅い試合になりそうだ。

対する千葉は昨日の他会場の試合を終えた時点で18位まで落ちた。下には4チームしかない。大混戦なのでまだまだわからないが、しっかりホーム2連勝で少しでも上に位置したい。千葉は秋田以上に得点力がなく下から3番目。数少ない決定機を決め切る力が求められる。

千葉のスタメンは前節から1枚入れ替え。GKは章太。3バックは右から大輔、新井、佐々木。ミンギュがベンチにもいない。ボランチに熊谷と小林。右WBに米倉、左に末吉。インサイドハーフに高木と見木。ワントップにチアゴ。ベンチには西久保やソロモンが入った。

千葉VS秋田 スタメン

試合は4分、高木のCKに米倉が頭で合わせるがGKがセーブ。13分、佐々木のアーリークロスにチアゴが頭で合わせるが枠外。シンプルに放り込む秋田、跳ね返す千葉という形。ロングボールに対する肉弾戦の競り合いも多い。

29分、熊谷が頭を打ち負傷交代。熊谷OUT、壱晟IN。頭なので軽症だといいが。36分、末吉のクロスを米倉が落とし壱晟がダイレクトで打つが枠に持って行けず。両チーム共決定機と呼べるほどのチャンスはないまま、45分、チアゴのミドルはGKがキャッチ。

50分、右サイドを崩し米倉のクロスにチアゴが頭で合わせるが枠に持って行けず。前半をコントロールしていたのは千葉だった。秋田のシュート1本(枠内0)に対し千葉はシュート7本(枠内3)。しかし秋田にしてみれば0-0なら自分達の流れとも言えるだろう。千葉としてはなんとしても先制点が欲しい。

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考えうる最悪の展開

後半の頭から米倉OUT、福満IN。48分、右サイドでの崩しから末吉がシュートを打つがGKがキャッチ。大輔がリスクを冒してエリアに入ったことでチャンスになったいいプレイ。50分、またもや右サイドでのパス交換から福満がシュートを打つが枠に持って行けず。

57分、ショートコーナーから見木のクロスを新井が頭で合わせるが枠外。67分にも右サイドでの崩しから大輔のクロスに見木が頭で合わせるが力なくGKがキャッチ。右サイドからいい攻撃が出来ているのでそろそろ1点欲しい。

70分、佐々木OUT、西久保IN。どこに入るのかと思ったら3バックの右だった。72分、ボールを奪ってカウンターという場面で高木が奪われ、クロスから吉田に押し込まれ失点。痛すぎる。千葉にとってやってはいけない形だし、秋田にすればこれを狙っていたという形だろう。先制すると勝率100%という秋田の得点が重くのしかかる。

77分、チアゴOUT、サウダーニャIN。1点じゃダメだぞ。2点取りに行け。78分、大輔の素晴らしいフィードから福満のクロスのこぼれを壱晟が打つがDFがブロック。87分、壱晟がドロップキックを受け負傷交代。赤でいいだろ。壱晟OUT、風間IN。熊谷も壱晟も起き上がれず担架でそのまま退場なので心配だ。

88分、高木のFKはGKがセーブ。結局ゴールをこじ開けることは出来ず0-1の敗戦。多くのチャンスを作っても1点も取れず、ピンチはほぼなかったのにミスからワンチャンスを活かされ失点。考えうる最悪の展開だ。

千葉はシュート18本(枠内10)、秋田はシュート4本(枠内3)、これで1点も取れずホームで負けるのはキツい。18本打ったと言っても決定的なシュートはほぼなかったし、最後の質が低すぎる。大混戦なのでまだまだ上位に上がるチャンスはあるが、残念ながらその兆しは見えない。

熊谷と壱晟はおそらく次節は無理なのでは。米倉や佐々木は戻って来れるだろうか。田口やミンギュの状況もわからないが、戦力的にも厳しくなってきた。もう一度一丸となって戦う姿勢を見せて欲しい。

監督・選手コメント

高木俊幸選手

―― 結果的に勝点を取れなかったことについて。

自分たちが抱えている課題は明確です。まずは、ああいう相手に対して90分間隙を与えてはいけないということ。今日は自分のミスから始まったところでもあるので、ああいう隙を与えちゃいけない。それから、自分たちがある程度ボールを持って主導権を握っている中で、点を取れないことは大きな課題です。最後の精度なのか思い切りなのか、もっとゴールに向かう執念が個人個人に必要じゃないかなと。「いつか入るだろう」という雰囲気がなかったわけではない気がするので、そういう隙を作らず、もっと怖さを出さないと。

ゴールに向かう執念。これがもっと見たい。キレイに崩す必要はない。がむしゃらにゴールを狙う姿勢を全選手が見せてくれ。

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