2022 J2 第9節 ジェフ千葉 VS 横浜FC 試合レポート

千葉 1-1 横浜FC

【ハイライト】4/10(日)第9節 vs 横浜FC(ジェフユナイテッド市原・千葉 / 2022明治安田生命J2リーグ)

横浜FCは昨シーズン、J1最下位という成績で3年ぶりにJ2に降格した。しかしJ2での今シーズン、ここまで8試合で7勝1分無敗の勝点22で単独首位。得点17、失点9と、失点はやや多いが勝ち切れるサッカーでスタートダッシュに成功した。J2に落ちたらすぐ上がらないとJ2の沼に沈むことになる。横浜FCもそれはよくわかっているはずで、狙うは自動昇格だ。

一方J2の沼にどっぷり13年もハマっている千葉は8試合を終え11位と中位。失点6はリーグ3位タイと堅いが、得点6はリーグワーストタイと、とにかく得点力不足だ。チアゴやダニエル・アウベスといった新戦力もチームに合流し期待は高まるが、フィットするのはもう少し先だろう。ソロモンは危機感を持ってガツガツプレイしてくれ。

千葉のスタメンは前節の風間から高木へ入れ替え。GKに章太。3バックは右から新井、ミンギュ、大輔。ボランチに田口と熊谷。右WBに福満、左に秋山。インサイドハーフに高木と見木。ワントップにソロモン。そしてベンチにはチアゴの名前が。チアゴを使う必要のない展開に持ち込みたい。横浜のベンチにはお久しぶりのクレーベも。

千葉VS横浜FC スタメン

試合は4分、ミンギュの縦パスをダイレクトで高木が右の新井にはたき、ドリブルで持ち上がった新井が鋭いクロスを入れるもGKがセーブ。いい形だった。千葉は強度の高い守備からテンポのいいパスでいい試合の入り方をした。15分、高い位置でボールを奪いチャンスになるが見木のシュートはブロック。

31分、高い位置でボールを回し、見木がカットインしシュートを放つも惜しくも枠外。この形をもっと作りたい。34分、横浜FCのFKがドンピシャで小川の頭に合うがGK正面で救われる。得点ランクで首位を走る小川は怖い。35分、こぼれ球を拾った見木がカットインからシュートを放つがGK正面。いいよー、得意の形作れてるよ。

37分、くさびをソロモンが収め、田口がミドルを放つが枠外。39分、高い位置でボールを奪い、見木が持ち込みクロス。ニアでソロモンが触れなかったがDFに当たったボールを高木が左足で打つもDFがブロック。これは決め切りたい決定機だった。

ここまで完全に千葉の流れなので前半のうちに1点欲しい。いい流れの時に取らないとまた痛い目見るぞ。42分、横浜FCが左サイドでボールを繋いだ所からクロス。ミンギュと大輔の間に入った小川に頭で合わされ痛恨の失点。痛い。流れ的にも時間的にも痛すぎる。これが中位と首位の差か。

前半の千葉は支配率で横浜FCを上回り、シュート数も8と多くのチャンスを作った。悪くないというより良かったし、千葉の得点力のなさを考えれば少なくとも0-0で終えたかった。後半に向け1点が重くのしかかるが、チアゴを使う展開になりそうかな。ソロモンはフィジカルを活かしよく収めているが、求めているのはその先だ。収めるのは最低限。

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フクアリでの2試合連続劇的弾

46分、田口から見木へ縦に入りクロス。ソロモンが右へ流し福満がシュートを打つがブロック。57分、田口が切り返しから左足ミドルを放つが枠外。59分、武田が福満を削ってイエロー。福満も気が強いタイプだし、この2人序盤からバチバチでおもしろかった。

66分、横浜FCのセットプレイのこぼれを武田がミドルを放つが章太がキャッチ。67分に3枚代え。高木OUT、サウダーニャIN。ソロモンOUT、チアゴIN。秋山OUT、末吉IN。得点力不足の千葉において期待を一身に担うチアゴがデビュー。

後半も千葉ペースなので早めに追い付きたい。73分、福満OUT、米倉IN。75分、田口のCKにミンギュが頭で合わせるが枠に持って行けず。87分、田口のFKにミンギュが頭で合わせるが枠に持って行けず。90分経過。この試合内容で勝点が取れないのは痛いぞ。

横浜FCは時間を使い、後はホイッスルを待つだけという95分のラストプレイ。末吉が左サイドからクロスを入れ、ファーでフリーのミンギュが折り返し、新井が体を放り出し頭で押し込み土壇場での同点ゴーーーール!!!第7節に次いでの終了間際の劇的弾でドローに持ち込んだ。

内容が良かっただけに勝点0で終わらなくて良かった。もちろんこの内容なら90分で勝ち切りたかったが無敗の首位相手に内容で上回り負けなかったのは評価していい。今後に繋がってくる試合になるだろう。チアゴもデビューしたし、末吉など交代で入る選手も効いている。

この流れを活かすには次の試合が重要になる。次節はここまで1勝も出来ず最下位に沈む大宮。ここは勝点3を取ることが絶対だ。無敗の首位といい試合をしても、勝ちなしの最下位にポロッと負けるなんてことが普通にあるのが千葉。大宮戦が持つ意味は大きい。

監督・選手コメント

尹晶煥監督

前線からの積極的なプレスでボールを奪ってカウンターを仕掛けるというコンセプトについては90分間うまくやってくれたと思います。だからこそ失点シーンはもったいなかった。あの失点を回避して自分たちが得点を奪うことができれば、もっといい内容、もっといい結果につながったと思います。

引き分けではなく、勝点3を取る試合をしなければなりません。これだけ内容のある試合をしながら勝点を取れなければ、それ以上に残念なことはありませんから、今日のような姿を続けて見せることがチームの成長につながると思います。

監督の言う通り90分上手く試合をコントロール出来ていたし内容的には評価していい試合だった。だからこそチャンスを決め切れない、ワンチャンスで失点するという詰めの甘さがもったいない。9試合で7得点。7得点のうち4得点はDF。攻撃陣で3点しか取れていない。チアゴもフィットするにはまだ時間がかかる。攻撃陣は奮起してくれ。

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