大宮 2-1 千葉
大宮はここまで9試合を終えて0勝3分6敗の勝点3で最下位と1勝も出来ずドロ沼だ。気が早いが、J3降格の心配をしないといけない内容だろう。失点18は琉球の23に次いでリーグワースト2位。得点も8と伸びておらず攻守に問題を抱えている。ホームで迎える今節、10試合勝ちなしとなるとサポーターも黙っていないだろう。
一方の千葉は3勝3分3敗の勝点12で10位。まさにザ・中位。ここ3試合は1勝2分と負けていないが、内容はいいのに勝ち切れないという試合も目立ち、得点力不足は解消されていない。得点7は最下位の大宮より少ないという寂しさだ。前節では新戦力のチアゴが後半途中から出場した。前線の活性化に期待したい。
千葉のスタメンは前節からワントップのみ変更。GKに章太。3バックは右から新井、ミンギュ、大輔。ボランチに田口と熊谷。右WBに福満。左に秋山。インサイドハーフに高木と見木。ワントップにさっそくチアゴがスタメンで入った。救世主になれるか。
試合は立ち上がり膠着状態だったが8分、大輔がDFラインで処理をミスし、河田にあっさり蹴り込まれ失点。得点力のない千葉が立ち上がり早々にミスで失点するのは痛すぎる。今日は勝点3が必要な試合。2ゴールが必要になったぞ。12分、田口がミドルを放つが相手に当たり枠外。いいよー、田口はこういうミドルどんどん打つべき。
13分、CKのこぼれを福満が打つが枠外。千葉が押し込む時間が続くが守備を固めた大宮の前にシュートまで行けない。チアゴもあまりボールにからめず存在感なし。攻めあぐねる千葉に対し31分、大宮のFKはわずかに中に合わず。42分、田口のFKはGKがセーブ。リバウンドをチアゴが打つも枠に持って行けず。
前半の千葉はいい所なし。序盤にミスで失点。守備を固める大宮に攻めあぐね得点の匂いはしなかった。大宮にも得点の匂いはしないので立ち上がりのミスが痛すぎた。チアゴも持ち味は見せられず、というかボールに絡めなかった。チームみんなで意地を見せろ。1点じゃない。2点必要なんだぞ。
これが千葉なのよね
千葉は後半の頭から両WBを交代。秋山OUT、末吉IN。福満OUT、米倉IN。末吉はここ最近キーマンになっているので期待してるぞ。55分、チアゴOUT、サウダーニャIN。まぁチアゴはこんなもんでしょ。加入直後に大活躍を求めるのは酷すぎる。周りとも合ってないしまだ時間かかるよ。
64分、ショートカウンターから田口がミドルを狙うも枠に持って行けず。65分、章太のクリアからシンプルに繋ぎ末吉がクロスを入れるもDFに当たりサイドネット。前半と同じくボールは持つがフィニッシュまで行けない展開。
67分。中盤での繋ぎのミスでボールを奪われカウンター。河田にドリブルで運ばれ左足で放ったシュートがポストの内側に当たり追加点。どうやら今日は酷い試合になりそうだ。76分にも中盤でのパスミスでカウンターをくらいシュートを打たれるが章太がセーブ。81分、高木OUT、ソロモンIN。ソロモン、スタメンを外された悔しさをピッチで晴らせ。
86分、田口のCKのニアでのこぼれを新井が頭で押し込んで1点を返す。千葉のエース新井。まだまだ、後2点。92分、ソロモンの落としからのサウダーニャのシュートはサイドネット。95分、末吉のクロスはわずかに合わず。末吉のクロスは右足も左足もすごく良くなった。
結局追い付くことは出来ず敗戦。残念ながらこれが千葉。1勝もしていない最下位の大宮に初勝利を献上。ミスで失点。守られたら為す術なし。弱い。
監督・選手コメント
尹晶煥監督
全体としては我々のほうが精神的に足りない部分があったし、やろうとするプレーがほとんどできませんでした。
いろいろな部分を修正しなければならないことがわかった90分だったと思います。もっと相手のバイタルエリアにチャレンジしていかなければならなかったと思います。そのチャレンジができず、外側でボールを回すだけになってしまい、そこで生じたミスからカウンターを受けるという展開が生まれてしまいました。
バイタルでチャレンジ出来ず外側で回すだけ。もう見飽きた。わかっているのに直せない。何をどうすりゃいいんだ。ユン監督の修正という言葉も聞き飽きた。修正出来てない。10試合を終えて3勝3分4敗で暫定10位。明日の他チームの試合結果によってもっと落ちる。得点はわずか8。J1昇格を明確な目標にしているクラブとしては完全にスタートダッシュに失敗した。内容的にも上位争いが出来る内容ではない。クラブはこの状況をどう見ているだろうか。チアゴはフィットするまでまだまだかかるぞ。機能し始めた時にはもう遅かったなんてことはやめてくれ。
まだまだ文句を言いたくなるがそれでも前を向いて進むしかない。クラブには強い危機感を持って欲しいが、サポーターとしてはまだ10試合とポジティブに考えて選手をサポートする以外にない。諦めない。ここから這い上がる。