栃木 2-1 千葉
栃木は5試合を終え1勝2分2敗の勝点5で17位という順位。開幕戦に勝って以来勝利がない。5試合で得点が3しかなく、これはリーグワーストの群馬に次いでリーグワースト2位という少なさ。得点力が課題なのは明らかだ。しかし相手の千葉も5試合で得点が3しかなく、栃木と並んでワースト2位。堅い試合の中で少ないチャンスを決め切れるかが勝敗を分ける。
一方の千葉は5試合で失点3はリーグ2位タイの少なさ。しかし得点も前述の通りリーグワースト2位という少なさで、ここまで昨シーズンからの大きな変化は感じず、順位も9位と早くも中位に位置してしまっている。前節敗戦しているので連敗は許されないし、順位もこれ以上落とすわけにはいかない。
千葉のスタメンは前節から2枚変更。GKは章太。3バックは右から大輔、新井、佐々木。ボランチにミンギュと田口。右WBに西久保、左に福満。インサイドハーフに風間と見木。ワントップにソロモンという布陣。チームとして決め切る力を見せて欲しい。
試合は立ち上がりわずか1分、クリアを谷内田拾われ浮いたボールを振り向きざまにダイレクトで左足を振り抜かれ、これがキレイにゴールに吸い込まれ失点。クリアが小さいという部分もあるが、谷内田のシュートを褒めるべきだろう。前節同様に立ち上がりに素晴らしいゴールで失点するという厳しい展開。前節はそのまま試合を終えたが、今日はひっくり返す力を見せてくれ。
6分、田口のFKはDFがブロック。千葉はボールを持つものの効果的な攻撃は出来ず膠着状態が続く。37分、栃木にサイドから攻撃されピンチを迎えるが最後をやらせない。その後も両チーム共決定機は作れず栃木の1点リードでの折り返し。
千葉は7割近いボール保持率だったにもかかわらずシュートは2本。栃木は5本だ。千葉ペースではない。前節は序盤に失点して、そのまま1点も奪えず敗戦した。今日も堅い相手に同じような展開になっている。ひっくり返すためにもまずは1点。先制しさらに堅いサッカーをしてくるだろう栃木のゴールをこじ開けてくれ。
追い付きはしたものの
50分、谷内田のミドルは枠外。57分に2枚代え。西久保OUT、米倉IN。佐々木OUT、熊谷IN。60分、福満のクロスにソロモンが頭で合わせるが枠に持って行けず。点を取るのはお前だぞソロモン。61分、トカチに裏を取られピンチを迎えるが新井が戻ってナイスブロック。
65分、新井が大外をオーバーラップで抜け出しいいクロスを入れるもわずかにソロモンに合わず。新井のこういうプレイすごく大事。セカンドボールを千葉が拾い千葉の時間。こういう時間帯にしっかり決め切りたい。80分に2枚代え。福満OUT、秋山IN。風間OUT、篠原IN。
88分、見木から秋山へ出たパスをダイレクトでクロス。ミンギュが左足で合わせたシュートはGKにセーブされるが、DFがクリアしようとした所をソロモンがブロックする形でゴールへ押し込んだ。前節取れなかった同点ゴール。取るべき男がしっかり取った。
残り時間はまだある。さぁひっくり返そうぜという93分、ロングスローを中ですらされファーのカルロス・グティエレスに押し込まれ万事休す。連敗。6試合で早くも3敗目。15位。一つはっきり言えることは完全にスタートダッシュに失敗したということだ。まぁ攻撃に課題のあった昨シーズンからメンバーほぼ変わってないし、むしろ落ちてるという見方も出来るし、不思議ではない。
ジェフサポはチアゴに夢を見るしかないのか。そういうわけにはいかない。誰が出ても点を取り切る事が出来る多様な攻撃を構築しなければ昇格はない。
監督・選手コメント
尹晶煥監督
結果は敗戦となり残念ですが、内容については前節の後半戦から引き続き良くなっていると思っています。課題は早い時間帯に失点してしまっているところです。そこを早く改善しなければならないし、先制されてから逆転することはやはり簡単ではありません。
前節もそうだけど群馬や栃木のように得点力のないチームは先制すれば無理せず固めてくるし、終盤に押し込めるようになるのはある意味必然。千葉も得点力のないチームなので先に失点してしまうと厳しくなる。6試合での得点4は4チーム並んでのリーグワーストだ。昨シーズンから課題ははっきりしているのになかなか改善が見られずもどかしい。