2021 J2 第42節 ファジアーノ岡山 VS ジェフ千葉 試合レポート

岡山 1-3 千葉

【ジェフ公式】【ハイライト】 2021明治安田生命J2リーグ第42節 ファジアーノ岡山戦

いよいよJ2も最終節を迎えた。岡山は15勝14分12敗の勝点59で10位。ここ12試合を6勝6分無敗と負けなしで来ていて好調だ。失点33は京都の31に次いでリーグ2位と堅さを誇っている。ホームで迎える最終節、サポーターの前で負けなしを維持したままシーズンを終えたいだろう。

一方の千葉も現在12試合負けなし(7勝5分無敗)と好調を維持。岡山とは12試合負けなし同士の戦いになる。千葉としてもこの勢いを維持したままシーズンを終えたい。堅守を誇る両チーム。どちらが1点をこじ開けるか固い試合になりそうだ。

千葉のスタメンは前節から2人を入れ替え。GKに章太。3バックは右に大輔が回り、ミンギュが真ん中、壱晟が左という布陣。ボランチに小林と田口。右WBに福満、左に末吉。インサイドハーフにサウダーニャと見木。ワントップにソロモン。ベンチには契約満了が発表された船山、安田、矢田も入った。

岡山VS千葉 スタメン

試合は立ち上がりFKやCKで岡山がチャンスを作る。10分、パウリーニョのミドルは枠外。13分、田口の距離のあるFKはGKがセーブ。序盤はどちらかと言うと岡山の方が出足が良かった。34分、右サイドの高い位置で受けたサウダーニャが狙いすましたミドルを放つがGKがセーブ。

守備の堅い両チームらしく決定機のないまま試合が進み、前半は0-0で折り返して後半勝負かなと思った43分、サウダーニャがファウルを貰いFK。田口が入れたボールのこぼれを末吉が右足で蹴り込んで先制。末吉は千葉での初ゴール。最近良くなってきていたし本人も結果が出て嬉しいだろう。時間帯もいいしチームを勢い付けるぞ。

45分、岡山のロングスローからミッチェル・デュークに頭で合わされるが枠外。前半は序盤は岡山ペースだったが徐々に千葉が盛り返し、前半終了間際に先制するという千葉にとって理想の形になった。後は追加点、そしてクリーンシートで完勝と行きたい。

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パーフェクトまであと少し

48分、田口がいい位置でFKを獲得。田口が直接狙ったシュートはGKに弾かれるが、これを壱晟がダイレクトで打つもゴールライン際でDFがブロック、跳ね返りがソロモンに当たり再度DFがブロックしたボールがポストに当たり、これをソロモンが頭で押し込んで追加点。ピンボールかよ。田口のFKも良かったし、壱晟も本当にああいうシュートを枠に持って行く技術が高い。ソロモンもよく詰めたしナイスゴールだった。

前半終了間際に先制点、後半開始早々に追加点と千葉の流れになっている。59分、田口のCKに大輔が頭で合わせるが力なくGK正面。62分、大輔が奪った所からカウンター。福満からソロモンへ。ソロモンがフィジカルを活かしキープしサウダーニャへ。サウダーニャも強さを見せ反転しドリブルで中央へ持ち込み左足一閃。これはGKのナイスセーブに弾かれるが末吉の折返しを見木が押し込んで3点目。ミキティー!これは選手それぞれが特徴を活かしたいいカウンターだった。見木は14ゴール目。俺達の見木は誰にも渡さんぞ。こっち見んな。

堅守岡山から3得点という文句なしの展開。ここからは追加点より無失点にこだわって欲しい。66分、細かいパスを繋ぎ最後はサウダーニャが狙うが枠外。サウダーニャはゴールが欲しいだろうね。前節含め惜しい所まで行っている。

72分、末吉OUT、安田IN。サウダーニャOUT、船山IN。千葉でのラストゲームになる2人を投入。81分、福満OUT、米倉IN。83分、上門に強烈なミドルを打たれるが章太が正面でキャッチ。85分、左サイドを破られクロスを河野に合わされるが枠外で救われる。88分、小林OUT、檀崎IN。見木OUT、矢田IN。矢田も千葉でのラストゲーム。

時計は90分を回り、このまま終われば今シーズンの集大成としてパーフェクトなゲームだった。しっかり我慢し、決めるべき時に決め切る。それが出来たナイスゲームだった。しかし91分、低い位置で田口が奪われ、イ・ヨンジェに見事なミドルを決められ1点を返される。いやー、これはいらない失点だなぁ。0で締めて欲しかった。

「集中しろ!」と章太が怒鳴りチームに喝を入れる中、93分、イ・ヨンジェの落としを井上にミドルを打たれるが枠外。直後のCKを安部に頭で合わされるがクロスバーに救われる。最後にバタバタしたがしっかり勝ち切り13試合負けなしでシーズンを終えた。

無失点で終えたかったが、まだまだ課題があるという状態をプラスに捉えよう。自信が過信になるよりいい。シーズン終盤に入ってから目に見えて攻撃時の距離感が良くなったし、福満、末吉の両WBも結果を出し始めた。ソロモンも試合ごとに良くなっているし、今日は3バックの右に大輔、左に壱晟と変えたが上手くやれていた。確実にチーム力は上がっている。契約更新や新加入に期待して来シーズンを待とう。

監督・選手コメント

尹晶煥監督

―― 13戦無敗という形でシーズンを締めくくりました。

計画して得られた結果ではありません。チームが負けることなく試合を積み重ねていった結果だと思います。

ユン体制2シーズン目を終えチームは攻守においてやりたいことが出来つつある。ベースの守備も今日岡山から3点取ったことで、失点数の少なさは京都に次いでリーグ2位タイという誇っていい数字になっている。一方で得点数はリーグ12位なので来シーズンはここが課題になってくるだろう。チームは上り調子でシーズンを終えた。楽しみに来シーズンを待ちたい。

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