2021 J2 第37節 栃木SC VS ジェフ千葉 試合レポート

栃木 0-1 千葉

【ジェフ公式】【ハイライト】 2021明治安田生命J2リーグ第37節 栃木SC戦

栃木は36試合を終え8勝14分14敗の勝点38で14位に着けている。しかし下位グループは大混戦で栃木も降格圏の19位相模原とは勝点差が5しかない。勝点を積み上げ早く残留を確定させたい所だろう。引き分けが14試合というのはリーグ最多。残り試合は勝ち切れないという部分を乗り越えられるかにかかってきそうだ。

対する千葉は第29節で磐田に負けてから5勝2分無敗と結果を出している。7試合で10得点2失点だ。しかし栃木とは過去6試合で0勝3分3敗と勝てておらず、しかも6試合で1点も取れていないという相性の悪さだ。両チームのスタイルからいって今日も1点を争う堅い試合になるだろう。いい流れを止めないよう勝点3を手にしたい。

千葉のスタメンは前節から壱晟を岡野に代えた以外は同じメンバー。GKに章太。DFは右から岡野、新井、大輔。ボランチに熊谷と田口、右WBに福満、左に末吉。インサイドハーフに船山と見木。ワントップにソロモン。岡野はDFに自分が使われず壱晟が使われる状況に、本職のCBとして悔しさがあるだろう。自分の強みをアピールして欲しい。

栃木VS千葉 スタメン

試合は前から圧力をかけてくる栃木に対して、ロングボールを混じえいなしていく千葉。7分、田口の蹴ったセットプレイのこぼれを見木が左足で打つが枠外。13分、オーバーラップした岡野のクロスにソロモンが頭で合わせるが枠外。岡野の良さは攻撃センスなのでチャンス時にはリスクを冒して上がって欲しい。

18分、最終ラインでボールを持つ新井がコントロールミスでジュニーニョにプレゼントパス。ミドルを打たれるが枠外。新井はたまにああいう凡ミスがあるから本当に気を付けてくれ。24分、福満の左足ミドルはGKに触られ枠外。30分、田口のFKはイメージ通りだったと思うが惜しくもポストを逸れた。

38分、船山のCKを田口が高い打点で頭で合わせるがGKがセーブ。前半は堅いサッカーをする両チームらしい予想通りの展開。千葉の支配率は70%を超えたが千葉ペースというわけではなく、栃木としては0-0ならオーケーだろうし、千葉としてはこういう試合をしっかり勝ち切れるかが試される。

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8試合負けなし

栃木は後半から矢野を投入。千葉にとっては怖い選手だ。48分、栃木のCKを矢野が頭で合わせるが枠外。58分、福満の素晴らしいアーリークロスに船山、ソロモンが合わせ切れず。福満のクロスは素晴らしかったよ。

60分、千葉は3枚代え。船山OUT、サウダーニャIN。福満OUT、安田IN。末吉OUT、米倉IN。75分、セットプレイのクリアボールを米倉がダイレクトボレーで打つがDFにブロックされる。76分、田口のクロスのこぼれを安田がダイレクトで左足を振り抜くがGK正面。

81分、栃木のファーへのクロスを乾に左足ボレーで合わされるが章太がナイスセーブ。両チーム共に決定機のない状態が続き、このままでは一番印象に残ったのは田坂監督の怒号ということになりそうな85分、岡野のロングスローのこぼれがファーまで流れ、熊谷のクロスを岡野が折り返し、大輔が頭で流し込んで待望の先制点。

この1点を守り切り8試合負けなしを継続。こういう試合で勝ち切れなかったり、終盤に失点したりというのは見てきたが、終盤に勝負を決めしっかり勝ち切ったのは大きい。残り5試合、このまま負けなしでシーズンを終え一つでも上の順位でフィニッシュしよう。

監督・選手コメント

田口泰士選手

―― “こういうゲーム”で勝てるようになったチームにおいて、ピッチの中で感じることはありますか?

やっぱり、チームとしては勝ち切る強さ、負けない強さというのが絶対に大事だけれど、正直、昨シーズンはまったくそれを感じることができませんでしたし、自分たちがその感覚を手に入れられなかった。でも今は、負けないことの大切さや意味を、試合を重ねるごとに選手が身をもって実感しているというか。そういう一人ひとりの気持ちが、チーム全体としてのまとまりを生んでいる気がします。

チームとしての成熟度は目に見えて上がってきている。改善点もまだまだ多いが、改善点が多い中でも負けないサッカーで勝点を積み上げられるのは大きい。残り5試合、消化試合はない。来季に向けて全ての試合が大切になるし、結果も内容も求めていこう。

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