千葉 0-0 松本
松本は31試合を終え7勝9分15敗の勝点30で18位に着けている。かろうじて降格圏のぎりぎり上にいるが、降格圏の19位とは勝点差が1しかなくまったく余裕はない。最下位との勝点差も2しかないので残り10試合はサバイバルだ。失点53というリーグワーストの守備を修正出来るか。
対する千葉は10位に着けているが、今日の試合は今季初の3連勝がかかっている。順位的にも6位とは勝点差12と離されてしまっているが、一桁順位でフィニッシュするためにも勝ち続けるしかない。降格を逃れるために必死で向かってくる松本をしっかり叩き、ホームで3連勝と行きたい。
千葉のスタメンは出場停止の大輔に代わって壱晟が入った以外は前節と同じメンバー。GKに章太。3バックは右から新井、ミンギュ、壱晟。ボランチに熊谷と田口。右WBに福満、左に末吉。インサイドハーフに船山と見木。ワントップにソロモン。CBとして起用される壱晟に注目したい。
試合は1分、クロスのこぼれを山口にシュートを打たれるがバーを超えて行く。4分、船山のCKにソロモンが頭で合わせるが枠外。7分、田口のミドルはGKがセーブ。ソロモンにボールを当て押し込む千葉。壱晟も高い位置を取り攻撃に厚みを持たせる。
13分、ソロモンのエリア内での懐の深い収めから田口がミドルを打つも船山がコースを変えきれず枠外。15分、ゴール前で繋ぎ、末吉のパスを壱晟が左足ミドルを放つもGKがセーブ。CBでもあそこに入れるのが壱晟の強み。18分、ミンギュのクロスのこぼれを見木が打つもDFがブロック。
26分、熊谷がエリアに侵入し壱晟とのワンツーでシュートを打つもDFがブロック。いい崩しだった。34分、松本の左サイドからのクロスのこぼれを山口にダイレクトボレーで打たれるが枠外。36分にアクシデント。松本のFKに競り合った壱晟が頭を打ち痙攣するような状態になり担架で負傷退場。42分、壱晟OUT、岡野IN。福満がかなり熱くなってたけど福満のああいう熱さは好きだよ。
新井を左に移し岡野が右に入る3バックに。壱晟は攻撃に厚みを持たせるプレイで効いていたので残念だ。51分、岡野のロングスローのこぼれをミンギュが打つもDFがブロック。千葉は前半の支配率が60%を超えシュート12本。ピンチはほぼなくチャンスは多かったので1点欲しかった。後半に決め切ることが出来るか。
攻めども攻めども打てども打てども
後半に入っても千葉が押し込む時間が続くが最後の精度が足りず決定機にはならない。52分、岡野のロングスローのこぼれを新井がボレーで合わせるがGKがキャッチ。64分、船山OUT、サウダーニャIN。末吉OUT、安田IN。安田は前節効いていたので質の高いクロスを期待したい。
押し込む展開は変わらないが少しづつのパスのズレでシュートまで行けない千葉。81分、岡野のロングスローのこぼれを田口がダイレクトで狙うもDFに当たり枠外。直後のCK、田口のキックがソロモンの頭にドンピシャで合うがGKに弾き出されてしまう。決定機だった。
さらに直後のCKのこぼれをファーで見木が押し込もうとするがGKがセーブ。攻めども攻めども打てども打てどもゴールが遠い千葉。結局こじ開けることは出来ずスコアレスドロー。千葉はシュート21本、枠内10本、CK13本。松本はシュート5本、枠内0、CK0。これで1点も取れないのはキツイ。
攻撃のバリエーションは増えてきたし、サイドからのクロスだけではなくボランチがエリアに入って来てワンツーで崩すような形も見れた。後はラストパスの精度、シュートを決め切る決定力。ここを高めていかないと今日のように勝点2を失うことになる。残り試合の大きな課題だ。
監督・選手コメント
尹晶煥監督
選手たちは多くの部分で成長していると思いますし、攻守両面で高い意識を持ってくれています。決定力を高めなければなりません。結果を手に入れることができず残念ですが、誰がピッチに入っても変わらない試合内容ができていることはいい状態にあると言えると思います。
我慢して続けるしかない。急に強くはならないので一つ一つ確実に積み上げて行こう。
心配だった壱晟は試合後に本人が問題ないことをツイート。一安心だけど頭なので慎重に状況を見てから復帰して欲しい。今日みたいに押し込める試合なら壱晟のCB起用は攻撃に厚みを持たせる意味でも効果的だった。また元気な姿を見せて欲しい。
今日の松本山雅戦、応援ありがとうございました。
前半36分の負傷交代についてですが、現在は意識もしっかりしていて、元気です!
ご心配をおかけしました。
チームや病院の方々の迅速な対応に感謝しています。
まずはしっかりと休みます。橋内選手!
元気ですので、安心してください!— 高橋 壱晟/Issei Takahashi (@issei0420soccer) October 3, 2021