2021 J2 第34節 ジェフ千葉 VS 大宮アルディージャ 試合レポート

千葉 2-1 大宮

【ジェフ公式】【ハイライト】 2021明治安田生命J2リーグ第34節 大宮アルディージャ戦

大宮は33試合を終えて7勝13分13敗で勝点34の15位と低迷。かろうじて降格圏からは抜け出しているが、降格圏の19位愛媛とは勝点差が2しかなくまったく予断を許さない状況だ。残り試合は今日を含めて9試合しかないため、一試合でも早く安全圏と言える所まで勝点を伸ばしたいだろう。今日の試合も必死に勝点を拾いに来るはずだ。

対する千葉はここ4試合を3勝1分の無失点と結果を残している。しかし勝った試合はすべて1-0という言ってみれば千葉らしいスコアだが、追加点を取って楽な展開にはなかなか持ち込めない。一桁順位、出来れば6位あたりを狙うにはホームでしっかり大宮を跳ね返して勝点3を奪いたい。

千葉のスタメンは前節からサウダーニャと船山を入れ替えたメンバー。サウダーニャもなかなかスタメンに定着出来ないね。GKは章太。3バックは右から新井、ミンギュ、大輔。ボランチに熊谷と田口。右WBに福満、左に末吉。インサイドハーフに船山と見木。ワントップにソロモン。守備は崩れない。相手ゴールをこじ開けてくれ。

千葉VS大宮 スタメン

試合は2分、高い位置で受けた熊谷がCKを獲得。熊谷があそこに入れるようになったのはいい兆候。直後のCK、船山のニアへのキックを大輔が上手く左足で合わせ幸先良く先制。船山のキックは狙いと違うだろうけど大輔が上手く合わせた。

直後の大宮のCKがファーに流れシュートを打たれるが福満が体を投げ出しナイスブロック。13分、ショートカウンターから船山のミドルはバーの上。後ろから繋いでくる大宮に対して千葉は前から激しく行き攻め込ませない。27分、船山がFKでいいボールを入れるが大輔のヘッドは枠外。

33分、千葉の左サイドの裏を取られ入れられたクロスにエリア中央でフリーで合わされるがヘディングは枠外で救われる。完全にやられていた決定機。前半の千葉は早々に先制し、ピンチもあったがしっかり守り1-0で折り返すという理想の展開。しかしこのまま守りに入るのは早いので追加点を取りに行って引き離して欲しい。

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我慢して我慢して土俵際でのうっちゃり

46分、大宮のサイドチェンジからダイレクトで千葉の左サイドを崩され馬渡にシュートを打たれるが枠外で救われる。49分、大宮のCKのこぼれを小島がシュートフェイントから裏へパス。これを黒川に決められ同点にされてしまう。1-0で逃げ切るプランは後半早々に崩れた。

51分、距離のある田口のFKは枠外。千葉は大宮の馬渡を捕まえ切れず左サイドからピンチを迎える場面が多くなる。60分、末吉OUT、安田IN。船山OUT、サウダーニャIN。63分、大宮にカウンターをくらいカットインから小野にシュートを打たれるが枠外。

68分、安田が馬渡を削ってイエロー。なかなか捕まえ切れない。73分、カウンターから大宮にキレイに崩され最後は黒川に章太もかわされ決められるがオフサイドの笛に救われる。映像を見る限り大きな声では言えないがオンだね…大きな声では言えないがVARがなくて良かったね…

75分、ソロモンOUT、壱晟IN。熊谷をアンカーにした壱晟、熊谷、田口のトライアングルに。ソロモンはフィジカルを活かして懐深くボールを収める場面も多く見られるようになってきたが、収めて欲しい場面で収められない事も多いし、収めても繋ぎのパスがずれて繋がらないことも多い。もっと精度を上げて起点になってもらわないと困るぞ。

我慢の時間が続く千葉。リードしてるならいいがホームで1-1なんだからもっと攻撃を見せてくれ。89分、福満OUT、米倉IN。90分、馬渡のシュートのこぼれを奥抜に蹴り込まれそうになるが章太がビッグセーブで救った。

千葉としてはこの展開ならドローでも御の字かなと思った92分、熊谷がダイレクトで出したパスが前ががりになった大宮の裏を取り見木が抜け出し独走。しっかり決め切り土壇場での劇的ゴール。ミッキー!見木はこれで今季二桁ゴールを達成。残り8試合あるから15得点頼むぞ。いや、18得点行っちゃおう。

そのまま守り切り2-1で勝利。褒められた内容ではないけど苦しい時間を我慢できるのはいい事。しっかり勝ち切り5試合負けなし。残り9試合ラストスパートをかけて一つでも上のフィニッシュを目指そう。大宮は残留に向けても勝たないといけない内容で勝点3どころか1も取れないという痛恨の敗戦になったが、今日の試合を見る限り落ちるチームではないだろう。

監督・選手コメント

尹晶煥監督

後半はビハインドを負った相手が勢いを持って臨んでくると思っていたのですが、その勢いに対して我々がうまく対応できなかったところがありました。キツい試合になると話していましたし、失点して揺さぶれられたところもありましたが、一発のパスからああいう勝ち越しゴールが生まれたことは運もあったと思います。失点しなかったこともそうですね。ただ、最後まですべての選手がよく集中していたからこそ、失点を防ぐことができたし、ああいうゴールにつながったと思います。

田口と熊谷のコンビがすごく良くなってきてる。特にここに来て熊谷の良さが目立ってきた。中盤で狩るだけではなく、縦に入れる意識や、自らが高い位置に入って行くような場面も見られるようになった。チームとしての強度をもっともっと上げて行こう。

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