2021 J2 第28節 SC相模原 VS ジェフ千葉 試合レポート

相模原 1-0 千葉

【ジェフ公式】【ハイライト】 2021明治安田生命J2リーグ第28節 SC相模原戦

相模原は27節を終え4勝9分14敗の勝点21で最下位に沈んでいる。得点16は全チーム唯一の10点台で得点力不足が顕著だ。今シーズンも残り試合のカウントダウンが近づいて来たが、相模原もまだまだ降格圏から抜け出すことは十分可能なだけにホームでしっかり勝ちたいだろう。ちなみに今シーズンの4勝のうち、1勝は千葉から挙げている。

対する千葉は前節で気持ちのいい快勝。昇格圏は遥か彼方だが、現実的な目標である6位は狙える位置にいる。相模原同様に千葉も得点力不足が課題だが、残り試合は来シーズンへ向け希望が持てるような内容にしたい。千葉は最下位にやさしいという悪癖があるので、前節からの流れを止めないようしっかり勝ち切りたい。

千葉のスタメンは出場停止の田口に代わり怪我明けの小林が復帰した以外は前節と変わらず。GKに章太。3バックは右から新井、ミンギュ、大輔。ボランチに熊谷と小林。右WBに福満、左に末吉。インサイドハーフに矢田と見木。ワントップにソロモン。前節結果を出したソロモンに期待。

相模原VS千葉 スタメン

試合は立ち上がりから千葉がボールを持つ展開。6分、裏を取られ平松にシュートを打たれるが章太の正面。10分過ぎから豪雨に。15分、左サイドから末吉が入れたクロスをソロモンの裏に入った矢田が受けてビッグチャンスになるがGKに右手一本で防がれゴールならず。クロスに対して矢田があそこに入って来るのはすごく大切。

雨も弱まった19分、左サイドを上った大輔からのクロスに矢田が頭で合わせるがGK正面。繰り返すけど矢田があそこに入って来るのはすごくいい。千葉がボールを持つ形は変わらないが、5枚で守る相模原に攻めあぐねクロス以外からなかなかチャンスを作れない。熊谷、小林にもっとミドルやエリアに入るプレイなどフィニッシュに関与するプレイが欲しい。

32分、矢田のCKに大輔が頭で合わせるがGK正面。34分、高い位置での小林のいい守備でボールを奪い、見木からソロモンへ。ソロモンのミドルは枠外。45分、見木のCKに新井が頭で合わせるがGKがセーブ。前半は完全な千葉ペースだったが、チャンスはクロスとセットプレイのみで、バイタルでの崩しのアイデア、精度は乏しかった。

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最高の後の最悪

後半に入っても千葉がボールを持つ展開が続く。59分、ミンギュがイエローを貰い次節出場停止。今節の田口、そして次節のミンギュと主力を欠くことになる。64分、相模原の右サイドから崩されフィニッシュまで行かれるが枠外。徐々に千葉が失速する中、65分、ソロモンOUT、サウダーニャIN。矢田OUT、船山IN。

千葉は押し上げることも出来なくなりピンチが多くなる。78分、見木のドリブルでいい位置のFKを獲得。しかし船山のFKは壁に当たる。79分、見木OUT、檀崎IN。攻め手のなくなる千葉。サウダーニャはやっぱりワントップに置く選手じゃない。ソロモンの下に置きたい。

こういう試合を勝てないのは痛いなぁ、最下位相手に勝点1じゃダメなんだよ。と思った86分、相模原のCKを木村に頭で押し込まれ悪夢の失点。自分達の時間帯に点が取れず、終盤にセットプレイから失点するという最悪の流れ。勝点1すら遠のいて行く。

93分、末吉OUT、安田IN。福満OUT、岡野IN。新井を上げてパワープレイに行くもこじ開けられず。前節の最高の勝ち方から一転、最悪の負け方で試合終了。最下位にやさしい千葉は今シーズン相模原に勝点6をプレゼント。こんなやさしさはいらんのだよ。これじゃ上には行けない。

監督・選手コメント

尹晶煥監督

―― 櫻川ソロモン選手と矢田旭選手を下げて、サウダーニャ選手と船山貴之選手を投入した意図は?

タカ(船山)とサウ(サウダーニャ)を入れた理由は、2人のコンビネーション、それから相手も体力的に落ちてくる時間帯でもあったのでサウの1対1による突破も期待していました。しかしそういう部分を相手に防がれてしまったと思いますし、ペナルティーエリア付近まで何度かボールを運びましたが、うまくコントロールできずに決定機を作ることはできませんでした。

交代も嵌まらなかったね。ソロモンがいなくなって収まり所がなくなったし、スペースがなくてサウダーニャも活きなかった。

小林祐介選手

―― 1点を取り切るために必要なことは?

ビルドアップのところはだいぶ安定してきたのですが、ペナルティーエリア前の崩しのアイデアはまだまだ足りないと思います。ボランチも含めてロングシュートという選択肢を増やさないと相手も前に出てこないと思うので、そういうところも含めて、チーム全体として工夫して攻撃しなければいけないと思います。

バイタルでの崩しのアイデアの乏しさはなかなか改善されない。ここに来て前線の選手を変えてるし連携という意味でも難しい。小林と熊谷は守備の面ではいいけど攻撃に関しては物足りない。田口の不在の大きさを感じてしまった。

前節の試合後、ユン監督は「これを続けなければいけない」と言ったが勢いはあっさり断ち切られた。残り試合も少なくなって来た。得点力という課題ははっきりしているので、結果はもちろんのこと、中央からの崩しのバリエーションや精度などを上げて行って欲しい。

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