2021 J2 第27節 ジェフ千葉 VS V・ファーレン長崎 試合レポート

千葉 2-0 長崎

【ジェフ公式】【ハイライト】 2021明治安田生命J2リーグ第27節 V・ファーレン長崎戦

長崎は25試合を終えて13勝5分7敗で勝点44の7位に着けている。ここ最近も磐田に負けてから3勝2分負けなしで来ていて、試合数が1試合少ないのでまだ昇格も狙える位置にいる。ただ長崎は水曜日にも試合をしているので暑い中での厳しい連戦になるのが不安材料だ。

11位の千葉はここ3試合勝ちがなく勝ち切れない試合が続く。守備の安定感はあるのでさほど不安なく見ていられるが、攻撃の狙い、バリエーションに乏しく、決定力にも難があるという状況だ。ここまで逆転勝ちがないということや、チームのスタイルからいっても先制点が重要になる。

千葉のスタメンは3試合連続で変わらず。GKに章太。3バックは右から新井、ミンギュ、大輔。ボランチに田口と熊谷。右WBに福満、左に末吉。インサイドハーフに矢田と見木。ワントップにソロモンという布陣。前節悔しい思いをしたソロモンに期待したい。

千葉VS長崎 スタメン

試合は両チームともお互いの出方を見る立ち上がり。13分、千葉のCK。矢田の蹴ったボールを頭で叩き込んだのはソロモン!ソロモーン!さっそく前節の悔しさを結果で晴らした。強さ高さを見せた、らしいゴールだった。矢田のボールも素晴らしかったね。欲しかった先制点。

18分には福満のCKのこぼれを末吉が狙いすましたミドルを放つがGKがナイスセーブ。26分には長崎のセットプレイからエジガル・ジュニオに頭で合わされるが章太の正面。27分、新井のロングフィードをソロモンが上手く収め反転からいいシュートを放つがGKがセーブ。いいよーソロモン。ガンガン行け。

32分、矢田のCKからのこぼれを最後は大輔が至近距離からシュートを打つがGKがナイスセーブ。富澤いいね。39分にも福満のCKにミンギュが頭で合わせるがGK正面。前節の再現ならず。43分に裏を取られた所からシュートを打たれるが章太の正面。44分にもミドルを打たれるが枠外。

前半のスタッツは千葉のシュート10本(枠内8本)という数字で守備でも決定的なピンチはなかったし千葉がコントロール出来ていた。願わくばもう1点欲しかったという展開だった。1点では安心出来ないので後半にしっかり追加点を取って余裕を持った流れにしたい。

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千葉の勝ち方でミッションコンプリート

56分、長崎はエジガル・ジュニオを下げ戸倉を投入。正直、戸倉の方が怖い。60分、大輔からのくさびを受けた見木が上手い反転で相手をかわし、最高のスルーパスを通すが矢田がシュートまで行けず。あそこは強引に縦に勝負して打って欲しかった。矢田がそういうタイプじゃないのはわかっているし、右足っていうのもあっただろうけど、それでもあそこはゴールに向かって勝負して欲しい。

66分、矢田OUT、船山IN。ソロモンOUT、サウダーニャIN。今日のソロモンは自分の特徴を見せられていたし結果も出した。繋ぎの部分でいくつかミスはあったが本人も自信を持っただろう。こういう試合をすることでどんどん成長していく。もっとタフになってくれ。

69分、福満OUT、安田IN。70分、船山のCKのこぼれを見木が狙うがサイドネット。終盤になっても千葉の集中力は落ちず危ない場面は作らせない。78分、熊谷OUT、壱晟IN。新井OUT、岡野IN。85分、安田が奪いショートカウンター。サウダーニャにボールが入り振り向き様にミドルを放つが枠外。そろそろサウダーニャにもゴールが欲しいぞ。

94分に田口がイエローを貰い次節出場停止。今日も周りがよく見えていたし気の利いたパスでゲームメイクしていたので不在になるのは痛い。今回のブログには「いい試合内容だったが願わくば追加点が欲しかった」と書こうかなと思った97分、相手のクリアを田口がダイレクトで見木へ。見木の素晴らしいスルーパスに抜け出た船山が左足で蹴り込み追加点!こういうゴールもっと見たいわー。

4試合ぶりの勝利。ホームフクアリで2-0の完勝といっていい内容だった。今の千葉としてはこの勝ち方が理想だね。集中した堅い守備でチャンスを作らせず、セットプレイをしっかりモノにし、前がかりになった相手に追加点。いい勝ち方だ。細かい部分を修正してもっと精度を上げて行こう。

監督・選手コメント

尹晶煥監督

久しぶりのホームゲームでしたが、選手たちは完璧に近いゲームをやってくれたと思います。攻撃面ではしっかりボールをつなぎながらシュートまで持っていったシーンが多かったし、セットプレーからゴールを奪うこともできました。守備面でもしっかり集中して守ることができたと思いますし、11人だけでなく、後から入った選手たちも自分の役割をきっちりとこなしてくれました。今日の勝利の喜びを多くのサポーターと分かち合えたことが嬉しいですし、こういう試合を続けなければならないと思います。しっかり休んで次の試合に向けた準備を進めたいと思います。

監督も言っているように大事なのはこれを続けること。特にホームでは毎回こういう試合を見たいよねぇ。

櫻川ソロモン選手

―― ゴールについて。

ジェフは身長が高い選手が多いですし、セットプレーを武器にしなければいけないと思っていました。今日は僕が点を取りましたけれど、チームとしてセットプレーから点を取れたことが良かったと思います。試合の出来については、あのポジションでスタメン出場した自分が点を取らなければ勝てないと思いますし、点を取れたことは良かったけれど、もっと積み重ねなければいけないと思っています。ぜんぜん満足していません。

―― 前節の悔しさをどのように生かしたか。

今年は2年目ということで、僕が目指している高い目標があって、自分がチームを引っ張らないといけないと思っていますし、そういう意味での危機感も持って臨んでいます。点を決めたことは良かったけれど、ぜんぜん満足していません。もっと練習から、クロスに対する入り方や迫力の精度をもっと上げていきたいと思います。

いいねー!自信はしっかり持ちつつ、満足せず常に危機感を持ってやって欲しい。やっぱりソロモンがワントップにいると夢があるんだよ。もっともっと夢を見せてくれ。

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