千葉 1-1 町田
町田は14試合終わって7勝3分4敗で6位に着けている。ここ3試合を2勝1分と負け無しで来ており、前節では無敗で首位を走る新潟をホームで破り初黒星を付けるなど勢いがある。2位とは勝点差が9あるため、これ以上離されないためには勝ち続けるしかない。
一方の千葉もここ3試合を2勝1分と負け無しで来ており、内容的にもチーム状態は徐々にではあるが上がっていると言っていい。3バックが安定をもたらしているし、サウダーニャという個で打開出来るFWが入ったことで攻撃にも変化が出てきた。今日も勝利で勢いを維持したい。
千葉のスタメンには怪我からの復帰組の名前が。GKに章太。3バックは右から岡野、ミンギュ、大輔。右WBに米倉が復帰し、左に小田。そしてボランチに待望の田口の名前が。組むのは小島。インサイドハーフに船山と見木。ワントップにサウダーニャ。ようやく田口が見れる。でも小林はどこいった。ベンチにもいないけど怪我?
試合は開始10秒で田口が足を痛めひやっとするが問題なし。さらに1分には小田が頭を痛めるがこちらも大きな問題はなし。7分、田口の長いFKを岡野が落とし大輔がシュートを打つもブロックされる。田口にはセットプレイも期待したい。
両チーム共立ち上がりから前から激しさを見せる。千葉はいい入りが出来ていたが17分、サイドからのFKを与え、平戸のキックはドゥドゥにドンピシャで合い失点を許す。20分にもショートコーナーから章太が弾いたボールをドゥドゥに打たれるがわずかに枠を逸れる。さらにショートコーナーから高江にミドルを打たれるが枠外。
39分、サウダーニャが強さを見せ見木とのワンツーからミドルを打つが枠外。前半のうちに追い付きたい千葉は42分、フィードをサウダーニャが落とし小島、サウダーニャ、見木と繋ぎ、こぼれを米倉が拾い溜めてクロス。一度倒れていた見木がそこに飛び込み頭で合わせ同点。これで見木は3試合連続ゴール。二桁狙え。
前半は1-1で折り返し。田口は今季15試合目にして怪我明けの初出場なので大きな期待は出来ないと思っていたが、攻守にクオリティの違いを見せてくれた。やっぱり田口がピッチにいるだけでチーム全体の質が上がる。ここからさらに調子を上げて欲しい。
インテンシティの高い好ゲーム
後半の頭から田口OUT、壱晟IN。田口は最初から前半だけという判断なのかな。壱晟も存在を示さないとポジション失うぞ。46分、岡野のクロスがサウダーニャの頭にドンピシャで合うがGK正面。岡野は相変わらず攻撃面でも貢献出来ている。
58分、右サイドで受けた米倉がクロスを入れた時に足を痛める。62分、米倉OUT、安田IN。米倉は痛めてた箇所をまた痛めたっぽいなぁ。またしばらく離脱しそうな気がする。直後にサウダーニャが持ち上がり船山、安田と繋ぐが安田のシュートはブロックされ枠外。
66分、ドゥドゥのクロスを鄭大世に合わされるがわずかにゴールを逸れ救われる。ドゥドゥも鄭大世も怖い。77分、町田のCKのこぼれがファーに流れ三鬼に頭で合わされるが章太がゴールラインぎりぎりで掻き出すナイスセーブ。角度的にわからないが千葉としてはVARがなくて良かったね。
88分に3枚代え。見木OUT、岩崎IN。サウダーニャOUT、大槻IN。船山OUT、ブワニカIN。94分、ミンギュが鄭大世と入れ替わられGKと1対1の形を作られる絶体絶命のピンチ。しかし章太がナイスセーブでこれを救う。結局両チーム共最後まで運動量も落ちずインテンシティの高い好ゲームは1-1のドローで終了。
これで4試合負けなしとなった。守備にも攻撃にもまだまだ課題はあるが確実にチーム力は上がっているし怪我人も戻って来て競争力も上がって来た。米倉がまた離脱しそうなのは残念だが、そろそろ川又も見たいな。
監督・選手コメント
尹晶煥監督
―― 田口泰士選手がスタメン出場しました。
数カ月ぶりの復帰となりましたが、多くの試合をこなしてきたわけではないので、今日も最初から「90分」とは考えていませんでした。時間を決めて使ったわけですが、安定的な試合運びや守備での予測能力、そういう部分においては確実に違いを見せてくれたと思います。
今日は時間を考えての起用だったのでコンディション面でどのような“リバウンド”があるのかも見ていかなければならないと思いますが、泰士が入ることで中盤にいい競争が生まれるのではないかと思います。
小林がベンチ外の理由がわからないけど、小林がボールを刈りまくり田口がゲームを作るというコンビが見てみたい。