2021 J2 第13節 ジェフ千葉 VS ファジアーノ岡山 試合レポート

千葉 4-2 岡山

【ジェフ公式】【ハイライト】 2021明治安田生命J2リーグ第13節 ファジアーノ岡山戦

団子状態のJ2中位、前節では対戦相手の山口とほぼ数字が一緒と書いたが、今節の相手の岡山とも勝点15で並び、4勝3分5敗という数字もまったく一緒。岡山が得点9、千葉が8。岡山が失点9、千葉が11と差がない。両チーム共に得点力不足なので1点を争う試合になることが予想される。

千葉は前節アウェイで山口に勝利し順位を12位まで上げた。中位は団子のため1試合の勝敗で上位争いに顔を出せるようにもなるし、降格圏がちらついたりもする。12試合を終えて未だにホームフクアリでの勝利がなく複数得点もない。そろそろ両方を打破する快勝を期待したい。

千葉のスタメンは前節と変わらず。GKに章太。3バックは右から岡野、ミンギュ、大輔。ボランチに小林と小島。右WBに伊東、左に小田。インサイドハーフに船山と見木。ワントップにサウダーニャ。もう3バックがベースになったね。あとは中盤の底を1枚にするか2枚にするか。田口はまだなのか。

千葉VS岡山 スタメン

試合は立ち上がりから岡山ペース。開始1分、GKからのフィードの落としを上門がミドルを放つも章太がしっかりキャッチ。千葉はなかなか守備が嵌まらず奪っても前線でボールが収まらない。13分、クロスのこぼれを疋田にミドルを打たれるが枠外。

この展開だと今日は前半は我慢して0-0で行く感じかなと思った22分、クリアボールをサウダーニャが落とし見木から再びサウダーニャへ。得意の強引なドリブルから迷わずトゥーキックぎみに左足一閃。サイドネットに突き刺し先制。こういうシュート持ってるんだ。ここからの量産頼むぞ。

これで流れを呼び込みたいと思った直後の25分、バイタルでフリーの川本にボールが入り左足一閃。素晴らしいミドルが決まり同点にされる。フリーで打たせてるのはマズいとはいえ、章太もノーチャンスの素晴らしいシュートだった。

しかし今日の千葉は一味違う。直後の27分、船山の右サイドからのクロスをGKが弾いた所を小田がしっかり蹴り込み追加点。今シーズン初の複数得点を決めた。小田は自らが決める力も持っている。しかしこの一連のプレイでサウダーニャが左足首を痛めてしまう。スローで見ると完全にひねってる。見てるこっちも痛い。

サウダーニャはピッチに戻るが明らかに動きが悪く、前半終了を待たずに46分、サウダーニャOUT、大槻IN。軽症であることを祈るばかりだ。立ち上がりから岡山ペースだったがチャンスをしっかり決め切り1点リードで前半を終える。なんとしてもこのリードを守りたい。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

13試合分のケチャドバ

前半守備が嵌まらなかった千葉は後半から小林のアンカー、インサイドハーフに小島と見木、2トップに大槻と船山という布陣に変更。47分に伊東のクロスに大槻が飛び込むが触れず。ファーまで流れたボールを小田が拾い1人かわしてエリアに入った所で倒されPKを獲得。

49分、このPKを船山がしっかり決めて3点目。いいよー、ホームはこうでなきゃ。51分、千葉の右サイドをえぐられ川本にシュートを打たれるが枠外。69分に3枚代え。船山OUT、ブワニカIN。伊東OUT、安田IN。小島OUT、壱晟IN。

81分、見木のCKを大輔が頭で合わせるが枠外。今日の見木のCKは良かった。ニアよりもシンプルに鋭いボールを入れていいと思うんだよね。83分、壱晟から右サイドの安田へ。安田が1人抜いてエリア深くに侵入。クロスを受けたブワニカが打ったシュートを見木がコースを変えて4点目。溜まってたケチャップ出たねー。

小田が左で活躍してるけど、安田は右も問題なく出来るのが大きい。両サイド出来る頼れるベテランが控えているのは心強い。88分、岡山のいいサイドチェンジからのクロスを頭で合わされポストに弾かれるも疋田に蹴り込まれ失点。この失点は余計だったな。1失点で終えたかった。

ロースコアが予想された試合は合わせて6得点の打ち合いを制した千葉の勝利。今シーズンホーム初勝利、初の複数得点といい転機になりそうな試合だった。システムが嵌まらない場合も柔軟な変更で迅速に対応出来るようになりたい。

これで順位は9位にアップ。ついに一桁に来たぞ。とはいえ次の長崎とも勝点差は1しかなく依然団子だ。しっかり勝点3を積み上げて団子から抜け出し上位争いに絡んでいこう。団子食べたくなってきた。

監督・選手コメント

サウダーニャ選手

―― ゴールを決めた心境は?

気持ちいいですね。ただ、少し足首をひねってしまったので、しっかりと治して次の試合に挑みたいと思います。

怪我をした後の判断は難しい。田坂もピッチに戻ってプレイを続けて、結果重症で長期離脱したし、サウダーニャも自分で歩いてはいたがさすがに次のスタメンはむずかしいのではないか。そろそろ大槻にもゴールが欲しいし、ソロモンにも存在感を示して欲しい。

小田逸稀選手

―― 得点シーンについて。

(チャン)ミンギュがGKと潰れてくれて、いいところにこぼれてきてくれたのであとは流し込むだけでした。前節も決められるシーンがあったので、その反省を生かしながら落ち着いて流し込むことができたと思います。

―― PK獲得について。

最初は右足でクロスを上げようとしたのですが、相手の重心が浮くというか、そういうのが見えたので仕掛けようと思いました。

小田いいなぁ。オフシーズンは小田の買取が最優先かな。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
トップへ戻る