2021 J2 第16節 大宮アルディージャ VS ジェフ千葉 試合レポート

大宮 0-2 千葉

【公式】ハイライト:大宮アルディージャvsジェフユナイテッド千葉 明治安田生命J2リーグ 第16節 2021/5/29

大宮は15試合を終え2勝5分8敗、勝点11で21位と降格圏に沈んでいる。ここ10試合勝ちがないという厳しい状況で、前節の敗戦後に岩瀬健監督を解任、新監督が決定するまでの間、トータルアドバイザーの佐々木則夫氏がチームを率いることになった。浮上のきっかけになるか。

一方の千葉は4試合負けなしで順位も10位と中位まで上げて来た。内容的にもチームは上り調子と言っていい。相手の大宮は10試合勝ちなし、監督交代という状況だが千葉はこういったチームにやさしく、勝点をあげてしまう傾向にあるので波に乗らせないようにしっかり叩きたい。

千葉のスタメンは前節負傷交代した米倉が外れた以外は同じメンバー。GKに章太。3バックは右から岡野、ミンギュ、大輔。ボランチに田口と小島。右WBに安田が入り左に小田。インサイドハーフに船山と見木。ワントップにサウダーニャ。

大宮VS千葉 スタメン

試合は立ち上がりから大宮が押し込みセットプレイでチャンスを作る。5分、大宮のCKのこぼれを渡部に打たれるが枠外。8分、スローインからサウダーニャが強さを見せミドルを打つがGKがキャッチ。

21分、サウダーニャがアフター気味のファウルでイエローを貰う。激しいのはいいが荒さも目立つのでカードは気を付けて欲しい。29分、クリアボールを受けたサウダーニャが1人振り切り2人目もスピードでぶち抜きフィニッシュまで行くがGKにセーブされる。1人であれをやってくれると楽だよなぁ。

均衡が破れたのは40分、ロングボールを船山が収め溜めを作り、右サイドを上がって来た岡野へ。岡野のクロスをファーで見木が押し込み先制。船山の収め、そして3バックの岡野が上がって来たことで相手は付けず、クロスも素晴らしく見木もしっかりファーに入ったいい得点だった。

岡野は本当によくやっている。チャンスと見るやリスクを冒して上がってくるし、攻撃に厚みを加えている。3バックのオーバーラップは奪われるとピンチになるが、点を取るためにはリスクが必要だ。見木も4試合連続の5得点目。点が取れる選手になってきた。残り26試合あるので30試合連続ゴール頼むぞ。

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危ない場面もあったがアウェイで完勝

50分、バックパスを受けた章太が岡野にパスを出すが精度が悪くプレスをかけられる。章太もそれをわかっているので自分に戻すように指示するが、岡野が前に繋ごうとしてボールを奪われ黒川と章太が1対1になる絶体絶命のピンチ。しかしシュートを外してくれて救われる。流れが変わりかねないミスだし気を付けたい。

52分、サウダーニャがドリブルで仕掛け見木へ。見木が切り返し相手を外してサウダーニャへ。これをサウダーニャが決め切り追加点。2人の連携で崩したナイスゴール。こういうのを見たいんだよ。サウダーニャはシュートを打つタイミングやキックの種類が独特、かつ豊富でGKのタイミングを外すのが上手いね。

63分、大宮の右サイドからのクロスをファーでボレーで合わされるが章太が危なげなくキャッチ。69分、田口OUT、壱晟IN。73分、大宮の左サイドからのクロスをハスキッチに合わされるが章太が右足のビッグセーブで救う。

79分に3枚代え。見木OUT、福満IN。船山OUT、岩崎IN。小島OUT、新井IN。どんな並びにするのかと思ったらミンギュがボランチやってた。89分、サウダーニャOUT、大槻IN。トータルで10本のCKを与えたが最後まで守り切りアウェイで完勝。ホイッスルと同時に倒れ込む小田。よくファイトしてるよ。

監督・選手コメント

尹晶煥監督

今日は前線の攻撃陣によるコンビネーションも久しぶりに出ました。そういうシーンをもっと多く作らなければいけないと思います。選手たちは90分を通じて素晴らしい集中力を発揮してくれて、それが結果につながりました。選手たちにおめでとうと言いたいです。この数試合は負けていないので、この雰囲気を続けていくことが重要だと思っています。

これで5試合負けなし3勝2分と結果が出ている。暫定で8位に浮上。上位争いへの殴り込みの準備が出来てきた。まだまだ攻守に修正点は多いが、それだけ伸びしろもあるということだ。スタメン組はいい仕事をしているので、途中出場の選手達にもっとアピールして欲しい。大槻や岩崎もそろそろゴールが欲しいし、ブワニカやソロモンも含め、これからの夏場に向けて誰が出ても力が落ちないチームにする必要がある。

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