クレーベ選手の移籍について
クレーベの横浜FCへの完全移籍が発表された。
サッカーは刺激的だ。だからこそ全ての瞬間を楽しまなくてはいけないと思う。
サッカー界の大先輩達は言う“サッカー選手は短命だ” と。サッカーは愛に溢れていて、尚且つダイナミック。
もし誰かが、『彼は、着ているこのクラブのユニフォームに対して愛がない』と言っていたら、声を大にして否定したい。私は、集中力・献身と決意を持つ事によって、その愛情が育まれ、そして確固たるものになると肌で感じました。ただ我々選手には、始まりと終わり。というサイクルが常に付きまといます。なので、少しばかり早いですが、このクラブに最大限の感謝の意を伝えたいです。
二年ではありましたが、沢山の思い出とゴールを作る事が出来ました。それは、沢山のプロフェッショナルな方々が自分の周りにいたおかげだと思っています。信じられない程の素晴らしい経験や感動的な事が沢山ありました。悲しい事も。
悲しい事とは?それはクラブの目標である、クラブがいるべき場所へ、返り咲かせる事が出来なかった事。ただ、私は胸を張ってここを出ていきます。この場を借りて、このクラブに関わる全てのスタッフに感謝申し上げます。貴方達がいたおかげで、色々な事を成し遂げる事が出来ました。心の底から感謝しています。
サポーターの皆様と市原・千葉市民の皆様へ。
私達家族にとって暮らしやすく、そして温かいこの町の虜になりました。私の家族と仲良くしてくれて本当に有難うございました。ご懇情は一生忘れません。そしてサポーターの皆様。
みなさんが私に与えてくれた愛、私のチャントを歌うみなさんの声やリズムは間違いなく苦しい時の“燃料”になりました。一生忘れません。きっと、思い出す度に哀愁を感じる事でしょう。すぐまた会えるよ。
これで私は間違いなく、ジェフのサポーターの一員です。ずっと応援しています。
アリガトウ。ジャ、マタネ。
詩人か。一部報道にあった通りクレーベが横浜FCへ完全移籍。寂しいね。2017シーズンに加入したクレーベは1年目から38試合17得点と活躍。クロスに対するヘディングの高さ強さは素晴らしく、足でのシュート精度も高い。
今シーズンもなんだかんだで7得点で山下と並びチーム得点王だ。ピッチに立てば点が取れる。シーズン終盤にはユン監督のサッカーにもかなり合わせてきたが、本来のプレイスタイルはユン監督のサッカーに合っているとは言い難い。
前線で運動量豊富に守備をするタイプではないし、カウンターでの速い攻撃も得意とはしていない。やはりボックス内にポジションを取り、両サイドからのクロスに頭で合わせるというのがクレーベの真骨頂だろう。
横浜FCが今どういうサッカーをしているかは知らないが、質のいいクロスが入るならクレーベはJ1でもやれる。J2への移籍は勘弁してほしいが、J1への移籍ならクレーベにとってもいい移籍だろう。
千葉での2シーズンで24得点。立派な数字を残してくれた。アリガトウ。ジャ、マタネ。J1で会おうぜ。