2020 J2 第32節 ジェフ千葉 VS モンテディオ山形 試合レポート

千葉 1-5 山形

【ジェフ公式】【ハイライト】 2020明治安田生命J2リーグ第32節 モンテディオ山形戦

山形は31試合を終えて勝点42の10位。6位との勝点差は7なので本来ならプレーオフを目指してラストスパートという所だけど、今季はプレーオフがないのでモチベーション的にも難しいのではないか。来季に繋がるサッカーをという所だろうか。

一方16位の千葉も当初の目標である6位を目指すどころか、降格圏まで勝点差が6しかないという本来ならば降格の方の心配をしないといけない状況だが、こちらも今季は降格がないので目標が定まらずぬるいサッカーになりがちだ。

千葉のスタメンは前節から4人を入れ替え。GKに章太。DFは右から安田、ミンギュ、鳥海、下平。ボランチに田口と小島。右に矢田、左に為田。2トップに山下と船山。やはり前節で機能した右に安田、左に下平で来たね。田口が復帰したのも朗報。

千葉VS山形 スタメン

開始1分、矢田のFKに下平が頭で合わせるも惜しくも枠外。立ち上がりこそ悪くなかったが31分、山形のロングフィードのこぼれを拾ったヴィニシウス・アラウージョに左足で流し込まれ失点。意図したトラップではなかったが、逆にいい形になってしまった。

先制されると勝てないという呪いがまたもや降りかかる千葉。なんとか前半のうちに追い付きたいが38分、ミドルシュートを章太が弾いた所を前川に詰められ2失点目。嫌なバウンドだったし章太の処理を責めるのは酷か。

43分、ショートコーナーから矢田のクロスをファーで山下が折り返し、小島がシュートを打つも枠外。右に安田、左に下平の形も、ボールを持てる最下位の愛媛相手には機能したが、プレスの厳しい山形相手にはなかなか機能しない。

怪我明けの田口もプレイにキレがなく判断も遅く、明らかにコンディションが悪そうだ。結局前半は0-2で折り返し。今の千葉では前半で2失点するとひっくり返すどころか追い付ける気すらしない。ホームだぞ。意地を見せろ。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

何をどうすればいいのか

後半の頭から矢田OUT、アランIN。為田OUT、見木IN。両サイドを代え活性化を期待する。しかし48分、山形のショートカウンターから右に展開され入れられたクロスを中村に蹴り込まれ3失点目。シュートが鳥海に当たりコースが変わる不運もあったが完全に崩されている。

殴られ続ける千葉は51分、山形DFからのロングフィードの落としを下平がエリア内で引っ掛けPKを取られる。ヴィニシウス・アラウージョのPKは章太が弾くが末吉に詰められ4失点目。末吉は章太が弾くことを予想して素早く詰めていた。千葉の選手達はどうだったのか。

屈辱はまだまだ終わらない。61分、アランのパスミスをインターセプトされた所からヴィニシウス・アラウージョに独走され5失点目。不甲斐ない試合が続く中でもスタジアムに足を運ぶサポーターの前で、ましてやホームで5失点は酷い。

64分、田口OUT、壱晟IN。下平OUT、ゲリアIN。68分、安田が左サイドで2度の切り返しからシュートを打つが枠外。79分、山下OUT、寿人IN。絶望的な気持ちの中、一矢報いてくれたのは寿人だった。83分、安田が左サイドを突破。ファーへのクロスを寿人がヘディングで押し込みゴール。

結局1-5という大敗を喫することになってしまった。完全なる力負け。もはや攻守においいて何をどうすればという感じだ。どういう形で点を取るのか、どういう守備で守るのか。形が見えてきたと思ったら消えてしまう試合を繰り返している。

監督・選手コメント

尹晶煥監督

最初の10分間は試合に慣れるために選手たちが活発に動いてくれました。ただ、それ以降は集中力を一気に落としてしまうような姿を見せてしまいました。それによってバランスは崩れ、前から行くのか、待って構えるのか、その判断力が落ちてしまった気がします。失点するごとにそうした部分が表れていました。それでも、何とかしようとする選手もいましたし、そうでない選手もいました。全員が力を合わせてもまだ足りないくらいなのに、ひとつになれていない部分が見えてしまったと思います。

もう残りは10試合しかないのにこの状況。未だに来季への希望も見えてこない。シーズン当初から今シーズンは土台作りでいいと思っているが、土台もまだまだ固まらない。残り10試合で来季への期待を感じさせる試合、気持ちの入った試合を見せて欲しい。

試合後の章太のInstagram。怒れ章太。このチームを変えてくれ。

View this post on Instagram

どんな覚悟で試合に挑んでる?覚悟足りなすぎ。その試合出た選手が、毎試合出れるとでも思ってる?危機感足りなすぎ。 闘えずに失点するのはミスで失点するよりも全然ダメ。相手にゴールされるなら必死に頑張った味方に決められるオウンゴールのほうが全然いい。 試合数出ればそれがすごい事?1試合1試合人生懸けてやれよ。 今日みたいな試合を俺が小学生、中学生の時に見てたらプロなんて目指してない。情けない姿見せてなにがプロだよ。必死にやって、あんなに上手いのにあんなに頑張るんだ‼️って思わせないと。 残り10試合、本気で勝点30獲得目指してるやつが何人いるか。そこだと思う。俺はやるよ‼️ #新井章太 #jefunited #precovery

A post shared by Shota Arai (@shotarai30) on

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
トップへ戻る