2020 J2 第30節 ファジアーノ岡山 VS ジェフ千葉 試合レポート

岡山 3-2 千葉

【ジェフ公式】【ハイライト】 2020明治安田生命J2リーグ第30節 ファジアーノ岡山戦

岡山は29試合を終え勝点は千葉より2多い37で14位。中位というか下位というかという順位だね。しかしここ6試合は2勝4分と負けなしで来ている。失点28はリーグ5位という堅さを誇るが、得点26は下から3番目。得点力不足が順位に響いている。

一方の千葉。コロナ禍での過密なスケジュールの特殊なシーズンも、もう第30節を迎えたが17位という紛うことなき下位だ。10勝という数字は中位にいてもいい数字だが、引き分けが5しかなく負けが14と多いのが低い順位の原因だ。得点力不足の岡山に対してはしっかり0に抑えたい。

スタメンは前節から3人の入れ替え。GKに章太。DFは右から本村、ミンギュ、鳥海、安田。ボランチに小島と見木。右に矢田、左に為田。2トップに山下と船山。岡山は何でイ・ヨンジェがベンチなの?と思ったら怪我で長期離脱していたらしい。それも得点力不足の原因なのかな。

岡山VS千葉 スタメン

試合は開始6分、章太のフィードを前線で繋ぎ左の船山から中央の矢田へ。シュートは打てなかったがこぼれたボールを山下が振り向きざまに右足を振り抜き幸先よく先制。この1点を活かし試合の流れを自分達でコントロールしたい。

しかしゴールの余韻に浸る暇もない1分後、岡山のGKのロングキックの落としを受けた斎藤を鳥海が引っ掛けPKの判定。千葉の選手達は猛抗議するが、スローで見る限り取られてもしょうがないね。9分、このPKを決められ同点にされる。

15分、船山の直接FKはわずかに枠外。22分、千葉の左サイドで鳥海が斎藤に当たり負けしドリブルで侵入され白井に決定的なシュートを打たれるが枠外で救われる。42分、岡山のシンプルなカウンターにミンギュが白井に当たり負けしシュートまで行かれるが章太がキャッチ。

前半は1-1で折り返し。両チーム共に攻撃に難を抱えているのも納得という感じで千葉はゴールシーン以外は決定機を作れず、岡山もフィニッシュまでの形は作るが決め切れないという展開だった。

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何度地獄を見るのか

66分、小島のカットから山下が落とし船山がミドルを打つもバーの上。68分、小島OUT、壱晟IN。矢田OUT、堀米IN。75分、山下がボールを奪い縦の船山へ。切り返しからの丁寧な折返しを蹴り込んだのは壱晟。壱晟が点を取れてるのはいい兆候だ。壱晟は本来得点力があるのが大きな武器。

直後の76分に岡山はイ・ヨンジェを投入。83分、安田から中央で受けた堀米がミドルを打つも惜しくも枠を逸れる。いい弾道だった。残り時間をコントロールして勝ち切らなければいけない展開だが、それが出来ないのが今の千葉。

87分、岡山の左サイドからのクロスを関戸の完璧な落としで上門が蹴り込み同点にされてしまう。これは見事だった。92分、為田OUT、アランIN。あー、今日も勝たないといけない展開の試合を引き分けで終えるのか、と思いきや、引き分けにも出来ないのが今の千葉。

94分、本村が2人を見ないといけない形を作られ、狙いすましたクロスに頭で合わせたのはイ・ヨンジェ。2回のリードを最後の最後でひっくり返されるという最悪の流れで試合終了。岡山サポーターは最高のエンターテイメントを見たね。千葉サポーターは地獄を見ました。

監督・選手コメント

尹晶煥監督

後半に入ってからは盛り返して追加点を奪いましたし、内容そのものは悪くなかったと思います。
ただ、時間が経つほど集中力が落ちてしまう部分があって、試合運びの部分で“巧者”になれなかった。もったいない部分がたくさんあった試合でした。

攻撃、守備の課題に加えて、この「試合運び」という部分も大きな課題になっている。厳しい状況はなかなか改善されないが下を向いている場合でもない。連戦続きですぐ次の試合が来る。やるべき事をコツコツやる以外ないんだよ。少しでも良くなるように何度でも立ち上がるしかない。自信を失うな。まず気持ちだ。やれるという自信を持て。次こそ極上のエンターテイメントを見せてくれ。

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