2020 J2 第34節 アルビレックス新潟 VS ジェフ千葉 試合レポート

新潟 0-2 千葉

【ジェフ公式】【ハイライト】 2020明治安田生命J2リーグ第34節 アルビレックス新潟戦

新潟は33試合を終え勝点53で5位といい位置に着けている。しかし2位との勝点差は12あり昇格はかなり厳しい状況だ。ここ7試合を3勝4分負けなしで来ている勢いのまま、残り9試合はひとつも負けられない。

16位の千葉は負けが多いからこの順位なわけだが、前節で松本に勝つまで10試合で1勝しかしておらずシーズン終盤に来ても攻守において厳しい戦いが続いている。しかし前節では今シーズン初めて先制された試合をひっくり返し逆転勝ちしており気持ちも見えた。これを維持したい。

千葉のスタメンは前節から1人を入れ替え。GKに章太。DFは右からゲリア、新井、鳥海、安田。ボランチに田口と壱晟。右に堀米、左にアラン。2トップにクレーベと船山。ベンチには前節、怪我からの復帰早々に途中投入で決勝弾を決めた川又が控える。

新潟VS千葉 スタメン

試合は立ち上がり千葉がセカンドボールを拾い押し込んだが5分過ぎからは一進一退。9分、ゲリアの縦パスを船山が落とし堀米が左のアランへ。いい形になったがフィニッシュまで行けず。アランはあの形でボールを持たせたい。

19分、新潟のファーへのCKの折返しを中央で田上にシュートを打たれるが鳥海がブロック。21分、サイドチェンジを受けた堀米が船山とのワンツーでシュートを打つがGKがキャッチ。

前半は両チーム共に決定機というほどのチャンスは作れず膠着状態。千葉は前節、今シーズン初の逆転勝ちをしたが、新潟はまだ今シーズン先制された試合をひっくり返したことはないそうだ。なおさら千葉は先制点が欲しい。

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ユンサッカーでミッションコンプリート

46分、高い位置で田口がインターセプト。堀米からスルーパスを受けたクレーベがシュートを打つがGKにブロックされる。決定機だった。47分、堀米のCKのクリアボールを壱晟がダイレクトボレーで狙うも枠外。

56分、FKを狙うのは田口か堀米か。堀米が入れたボールのクリアが中で混戦になり、新井が落としたボールをアランが蹴り込み先制。新井がよく見えていたね。セットプレイから欲しかった先制点で新潟にプレッシャーをかける。

59分、クレーベが裏に出したボールにアランが抜け出しシュートまで行くがGKにブロックされる。64分、堀米OUT、米倉IN。66分、中央をドリブルで突破されシュートを打たれるが章太がキャッチ。

81分、カウンターから右サイドで受けた米倉が入れたボールにクレーベが抜け出しGKをかわして欲しかった追加点。米倉がボールを入れるタイミングもクレーベが飛び出すタイミングも完璧だった。

82分に3枚代え。アランOUT、見木IN。壱晟OUT、熊谷IN。船山OUT、川又IN。86分、クレーべOUT、ミンギュIN。5バックで締めにかかる。直後に新潟の右サイドで裏を取られ入れられたクロスに荻原に頭で合わされるがポストに救われる。これはやられていておかしくない決定機だった。

結局クリーンシートでの逃げ切りに成功し2連勝。支配率は新潟が67%、千葉が33%。パス数は新潟が664本、千葉は252本。スコアは0-2で千葉の勝利。実に今季の千葉らしい勝ち方でミッションコンプリート。

監督・選手コメント

尹晶煥監督

―― 前半から守備の安定感は素晴らしかったし、特に2トップのポジショニングがとても良かったように感じました。

いつもと同じ話になってしまいますが、FWはもちろんのこと、中盤の真ん中の2人のスライドも素晴らしかったと思います。また、今日の試合に関しては、相手のボールホルダーに対するアプローチも良かったですね。距離感が良く、前を向いて前進していく守備ができました。

新井章太選手

―― 前回対戦で浮き彫りになった守備の課題をうまく修正したゲームでした。

最近まで、本当に、「守備に行けているようで行けていない」という状態だったので、そこをしっかり、例えばサイドハーフの選手ががっつり行ってくれることで、相手に簡単にポゼッションさせないということは意識していました。そういう前の連動やスライドがしっかりできることで、どんどんいい守備になっていったと思います。これを続けたいですね。

システムや戦術が新潟にバチッとハマった試合だった。ポストに救われた場面以外は危なげなかったしいい守備が出来ていた。新潟のアルベルト監督は試合後のインタビューで守備的な千葉に負けたことに悔しさいっぱいという感じだったが、こういう勝ち方も気持ちいい。勝った方が強いのだ。

次節は3位長崎をフクアリに迎える。今シーズン上位との対戦では力の差を見せ付けられている。昇格のため高いモチベーションで向かってくる長崎に対し、千葉は2連勝の勢いを持ってシーズン2度目の3連勝を掴みたい。

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