2020 J2 第24節 ザスパクサツ群馬 VS ジェフ千葉 試合レポート

群馬 1-0 千葉

【ジェフ公式】【ハイライト】 2020明治安田生命J2リーグ第24節 ザスパクサツ群馬戦

23試合を終え群馬は勝点19で22位の最下位。得点19はリーグワースト。失点43もリーグワーストと攻守共に問題を抱えており最下位もやむを得ないという状況だ。ここ最近も3連敗で調子は上がらず、正直関係者は今季は降格がないことにホッとしているのではないか。

対する千葉も今や完全なるJ2下位のクラブ。第21節では最下位だった山口にホームで完敗したりと、今の千葉にはここなら勝てるというクラブは存在しない。少し調子が悪いと最下位にも何も出来ないのが千葉の現状なのだ。

5連戦の最後の試合だが千葉は前節負傷した川又以外は同じメンバー。GKは章太。DFは右から本村、ミンギュ、鳥海、安田。ボランチに田口と見木。右に船山、左に為田。2トップは山下とクレーべ。

群馬VS千葉 スタメン

試合は立ち上がりは千葉が押し込み10分、為田がインターセプトした所からショートカウンター。田口から為田に出しクロスを入れるが山下がミート出来ず枠外。19分、群馬に左サイドに展開され入れられたクロスにフリーで合わされ失点。

今季先制された試合での逆転勝利は一度もないという千葉に1点が重くのしかかる。21分、群馬のショートコーナーから頭で合わされるも枠外。26分、群馬のコーナーキックに頭で合わされゴールネットを揺らされるが、オフサイドポジションの選手が反応したためノーゴール。危なかった。

35分、群馬の右サイドからGKとDFの間に嫌なクロスを入れられるが中で触れず救われる。前半の千葉は63%ボールを持ったがチャンスは山下のシュートぐらいで群馬の方がチャンスが多かった。相変わらず攻撃の連動性がない。

千葉の場合ボールを持つと言っても、高い位置でボールを回し、さてどこから仕留めてやろうかな、ではなく、低い位置でボールを回し、うーん出す所がないな、という感じの保持なので得点の匂いがしない。結局左サイドからのクロス頼みだ。

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お疲れモードでいい所なし

46分、船山のクロスにクレーベがGKに競り勝ち、こぼれを山下が頭で合わせるがDFにクリアされる。67分、為田OUT、アランIN。山下OUT、矢田IN。80分、アランのクロスのこぼれを見木がダイレクトボレーで打つが枠外。

85分、見木OUT、壱晟IN。船山OUT、ソロモンIN。千葉はチーム全体が重くチャンスを作れない。ロングボールを放り込みパワープレイの力技に出るもゴールはこじ開けられず。93分、本村OUT、ゲリアIN。

結局1点も取れず、またもや最下位相手に見るべき所なく完敗という結果に終わってしまった。良かった選手が誰もいないという、どちらが最下位なのかわからない内容だった。シーズンは半分以上過ぎたが攻撃に関しては前途多難だ。

監督・選手コメント

尹晶煥監督

5連戦最後の試合ということで、選手たちの身体が重く感じました。相手の前線からの速いアプローチについていけない、対応できない様子が見られました。

―― 攻撃面で機能しなかった理由について。

まずは、連動性を持ってできなかったこと。それから、もっと相手の裏のスペースを攻略できればと考えていたのですが、それを的確にできませんでした。

「選手たちの身体が重く感じました」って言っても連戦で選手を固定したのはユン監督だからねぇ。これはスタメンの選考をミスしたということでは。攻撃に関しては何をどうすればという感じだ。守備での選手間の距離は良くなったが、攻撃で前線にボールが入った時の選手間の距離が遠すぎてフォローがなかったり、ダイレクトやワンツーでの崩しも少ない。他人まかせのプレイが多すぎる。FWで裏へ抜けるタイプも寿人だけだしなぁ。

とはいえ今シーズンはこの戦力で戦うしかないのだから一つ一つのプレイの精度や質を上げるしかない。シーズン前半で守備のやりたい形は見えた。シーズン後半はこういう形で点を取るんだというチームとしてのスタイルを示して欲しい。

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