町田 0-2 千葉
猛暑の中、怒涛の5連戦が始まる。この5連戦をシーズン中盤へ向け勢いを付ける5連戦にしなければならない。総力戦は望む所。一丸となって乗り切りたい。町田は勝点13で12位に着け、ここまで失点は9と少ないが、得点も9と少ないという千葉と同じ様な状況だ。
対する15位の千葉はここ4試合勝ちがないという悪い流れを断ち切りたい。前節の群馬戦では最下位の群馬相手に相性が悪いというデータ通りの敗戦を喫してしまった。しかし町田に対しては相性が良いというデータがある。通算対戦成績は5勝3分2敗。特に町田のホームでは3勝2分0敗という相性の良さだ。データ通りの快勝を期待しよう。
千葉はスタメンを5人入れ替えてきた。GKに章太。DFは右からゲリア、ミンギュ、新井、安田。ボランチに見木と田口。右に米倉、左に船山。2トップに山下と川又。見木のプレイに期待してる。攻撃を活性化してくれ。
試合は13分、平戸にミドルを打たれるがGK正面。16分には中島に上手いターンで入れ替わられ、平戸からマソビッチに繋ぎシュートを打たれるも章太がナイスセーブ。失点してもおかしくない場面だった。
30分、見木が切り返しで1人剥がして左足でパンチのあるミドルを放つもGKにセーブされてしまう。見木に求められるのは守備ではなく攻撃なのでこういう場面をどんどん見せて欲しい。
31分には田口のCKを山下がドンピシャで頭で合わせるもGK正面。そして41分、距離のあるFKを田口が直接狙ったシュートは壁に当たりコースが変わりゴールへ吸い込まれた。欲しかった先制点。枠に打てば何かが起こる。
前半はこのままでいいと思った43分、章太からのロングフィードを山下が頭で落とし川又が胸で落とした所に飛び込んで来たのは米倉。左足で叩きつけたシュートはドライブ回転がかかりゴールに吸い込まれた。単純な攻撃でも選手の距離感が良く3人目の動きがあれば点は取れる。
前半はスタッツを見てもほぼ互角だったが、少ないチャンスをしっかり決めた千葉が2点リードで折り返すという理想的な展開。後半は3点目を狙うのはもちろんのこと、安定した守備でしっかり0に抑えて終えたい。
狙い通りの勝ち方
61分、左サイドからのクロスを山下が頭で落とし川又が決定機を迎えるも、米倉にパスを出しシュートは枠外。あそこは川又に強引に行って欲しかった。62分、川又OUT、ソロモンIN。
70分、町田の右サイドからのクロスのこぼれを平戸にミドルを打たれるも章太がキャッチ。章太は今日も安定している。84分、米倉OUT、矢田IN。船山OUT、為田IN。87分にも強烈なミドルを打たれるが章太がナイスセーブ。
94分、田口OUT、小島IN。山下OUT、岡野IN。結局後半も危ない場面はほとんどなくクリーンシートで完勝。相性が良いというデータをしっかり結果にしてくれた。千葉は前半で少ないチャンスを決め切り、0で抑えて勝利という狙い通りの形で勝利することが出来た。
監督・選手コメント
尹晶煥監督
すべての部分がうまく噛み合いました。早い時間に先制点を奪って、追加点を奪うことで有利に試合を進めることができました。
ただ、攻撃的な部分で修正しなければならない部分はありますし、連戦が続いていく中で体力的な心配もあります。今日試合に出ていない選手たちもいい準備をしてくれているので、チームとしてしっかりと準備をしてまた次の試合に向かいたいと思います。
米倉恒貴選手
―― 得点シーンについては?
(川又)堅碁とはいつもどうやったら点を取れるか、どうやったらもっと良くなるかを互いに話し合っているので、アイツにボールが入ったら自分も入って行こうという意識は常に持っていました。ゴールになって良かったです。
悪い流れを断ち切り自信を持って中2日でホームに松本を迎えることが出来る。誰が出ても不安のない状態も作れている。松本は4連敗中で18位に沈んでいる。長らく勝利のないフクアリでの快勝を期待しよう。