2020 J2 第8節 モンテディオ山形 VS ジェフ千葉 試合レポート

山形 0-0 千葉

【ジェフ公式】【ハイライト】 2020明治安田生命J2リーグ第8節 モンテディオ山形戦

山形はここまでの7試合で1勝しかしておらず、ここ5試合では4分1敗と勝ち切れず18位に低迷している。一方の千葉も前節アウェイで甲府に敗れ今シーズン初の連敗。12位と下位争いに引きずり込まれそうな状況だ。両チーム共に浮上のきっかけになる勝点3が欲しい一戦。

千葉のスタメンはGKに章太。DFは右から田坂、ミンギュ、鳥海、安田。ボランチに熊谷と田口。右に矢田、左に為田。2トップに山下とクレーベ。前回、中2日の試合ではフィールドプレーヤー全員を入れ替えるという大胆なターンオーバーをしたユン監督だが、中3日の今節では前節と全く同じメンバーを起用。ベンチメンバーの7人もまったく同じ顔ぶれ。

山形VS千葉 スタメン

試合は立ち上がりから両チーム共前からプレスをかけ、攻守の切り替えが激しく落ち着かない展開。10分、為田と山下のいいワンツーから為田が抜け出しシュートを打つもDFがブロック。16分にも為田が高い位置でボールを奪いミドルを打つも枠外。為田の積極性が光る。

27分、山形の左サイドからのクロスを山岸がいい落としでヴィニシウスへ。ヴィニシウスのシュートはブロックされGKがキャッチ。40分にも山形の左サイドからの崩しから山岸にシュートを打たれるがGK正面。

42分、クレーベが足を痛め交代。クレーベOUT、ソロモンIN。本来なら「絶対的エースクレーベ交代!?これはヤバい」となる所だが、今のクレーベならソロモンの方がいいかも、と思ってしまうね。クレーベにも調子を上げて欲しいので怪我が軽いことを祈る。

前半は千葉のボール支配率が上回ったが、千葉ペースと言うほどでもなく、両チーム共に決定機はなかったという前半だった。先制されると勝てない千葉としては0で抑えたのは良かったが、同じメンバーでの中3日で後半に失速しないか不安も残る。

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妥当な引き分け

47分、深い位置からのロングフィードをソロモンが強いフィジカルを活かし上手い落としで山下へ。山下が強引にシュートを打つも枠外。69分、安田の左サイドからのクロスをDFがクリア、この浮き球を為田がダイレクトボレーでシュートを打つもGKがセーブ。これは素晴らしいシュートだった。

73分、右サイドからの矢田のFKが田口の頭にドンピシャで合うもGK正面。これが一番の決定機だったね。81分に2枚代え。矢田OUT、船山IN。為田OUT、米倉IN。82分、山形のCKからのこぼれを大槻に打たれるが枠外で救われる。

90分、山下OUT、見木IN。結局両チーム共に決定機の演出、決定力に乏しく引き分けで終了。内容的に妥当な結果だろう。千葉は相変わらずセットプレイくらいしか得点の匂いはしなかった。甲府戦のような田口からの縦パスもなかったね。見てるとトップ下に選手が欲しくなるわ。交代が遅く感じるのも変わらない。

連敗をストップ出来たこと、失点0に抑えたことは良かったが、やはり攻撃面での改善点が多い。これが試合を重ねることで改善されればいいけど、システムの変更や選手のポジション変更などをする必要もあるかもしれない。

監督・選手コメント

尹晶煥監督

ただボールをつなぐことだけではなく、ロングパスやショートパスをうまく組み合わせながら攻撃することが大事であることを、選手たちは少しずつ分かり始めていると思います。

0に抑えれば負けることはない。でも点を取らないと勝つこともできない。甲府戦の前半のような形をたくさん作れるようになりたい。監督としてのユン・ジョンファンは守備に重きを置くが、現役時代のユン・ジョンファンはセンスあふれるプレイメーカーだった。攻撃を改善出来るかが試される。

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