2020シーズンの大会方式変更について
Jリーグから2020シーズンの大会方式の変更が発表された。これまでの流れは、新型コロナウイルスの感染予防対策および拡散防止のため、まず2月26日~3月15日までのすべての試合(第2節から第4節)について開催延期を発表。さらにその後の状況により、3月いっぱいのすべての試合(第5節から第7節)の開催延期が追加で発表された。
世界中で人が集まるあらゆるイベントが開催中止、延期になっている状況なのでやむを得ないが、一ヶ月間リーグが行われなかったことにより、Jリーグはスケジュールの変更を余儀なくされた。Jリーグが発表した2020シーズンの大会方式変更は、簡単に言うと、J1、J2、J3、すべてのリーグで昇格はあり、降格はなし。というものだ。
J1に関しては大きな問題はないだろう。J1にはそもそも昇格争いはないので、残留争いがなくなるだけだ。残留争いというリーグの大きな楽しみの一つは失われるが、今季J1に所属しているクラブ、特に残留争いに巻き込まれることが予想されるクラブは安堵しているのではないか。
問題はJ2だ。J2はJ1に2クラブのみ昇格ということになった。1位と2位が自動昇格になり、プレーオフはやらないということになる。昨シーズンまでなら6位に入ればプレーオフによるJ1への道もあったが、今季は1位と2位のみという狭き門になった。
昨シーズン17位だった千葉にとってはむしろ降格がなくなったことを安心すべき立場なのかもしれないが、今季の千葉は残留争いに巻き込まれるようなチームではないと確信しているし、願わくば6位あたりを狙いたいと思っていたのでこれは痛い。
しかも公式発表はされていないが、「試合の消化率が75%を下回った場合は昇格を見送る可能性がある。」との報道もある。万が一こうなったら2位以内に入ったクラブは悔しいでは済まなくなるね。4月3日のリーグ再開が本当に出来るのかもまだわからないし心配な所だ。
千葉としては今季2位以内で昇格出来れば最高だし、こうなった以上そこを目指してやって欲しいが、現実的には今季は攻守においてしっかりしたサッカーが出来るチームの基礎を作り、来季での勝負になるだろうか。今季J1の降格なしということは、来季2021シーズンはJ1から落ちてくるクラブがない状況でJ2を戦うことになるので、昇格のチャンスとも言える。
いずれにせよサッカーのない生活、ジェフ千葉の試合のない生活はつまらない。この中断期間中に攻守共にブラッシュアップされめちゃくちゃ強くなった千葉を想像しつつ、一日も早い新型コロナウイルスの収束、4月3日のリーグ再開を願っている。