2019 J2 第39節 ジェフ千葉 VS ツエーゲン金沢 試合レポート

千葉 2-1 金沢

【ジェフ公式】【ハイライト】 2019明治安田生命J2リーグ第39節 ツエーゲン金沢戦

金沢は勝点56の10位。数字上はまだプレーオフ進出の可能性を残しているが、もう一つも負けられないという厳しい状況だ。千葉相手には直近の3試合で3勝、得点8と相性がいいため、アウェイとはいえ勝点3を持ち帰りプレーオフへの望みを繋ぎたいだろう。

残り4試合で18位の千葉は、今日栃木が負けて千葉が引き分け以上なら残留が決まるという試合。1試合でも早く残留を決め来季への準備をしたいため、こちらも負けるわけにはいかない。ましてやフクアリではここ4試合で1分3敗の9失点といい所がないのでひさびさの勝利を期待したい。

スタメンはGKに優也。4バックは右から米倉、新井、エベルト、下平。中盤の底に浩平を下げ、熊谷と組ませ、右には前節ようやく活躍したアラン、左に為田。2トップに絶対的エースのクレーベと、ひさびさに船山がスタメンで起用された。モチベーションは高いだろう。

千葉VS金沢 スタメン

試合は立ち上がりから金沢が裏へのボールで押し込む展開。10分、金沢の最終ラインから左サイドに出たロングボールにエベルトが振り切られクロスを中で合わされるも優也がセーブ。22分、スローインから熊谷がエリアに侵入、下平、船山と繋ぎ、船山が溜めを作ってアランへ。アランが左足で蹴り込み先制。アランは2試合連続ゴール。エンジンかけるの遅いよ。

しかし30分、金沢のCKがニアでストーンに入っていた浩平の頭をかすめ加藤に押し込まれ同点。あそこは浩平じゃなくクレーベが行きたい。34分、金沢が距離のあるFKを直接狙うも枠外。35分、為田のクロスが流れて来た所をアランが左足で打つも枠外。

42分、金沢が右サイドからのカットインで左足ミドルを放つも優也の正面。前半は序盤こそ押し込まれたが中盤からは互角の戦い。千葉はボールを持っても単純なミスでフィニッシュまで行けない場面も多かった。

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成田の漢の10番の仕事

52分、米倉の距離のあるアーリークロスにクレーベが頭で合わせるも枠外。米倉のクロスの精度、そしてクレーベのクロスへの入り方などいい形だったけど惜しかった。62分、浩平に当たったボールが藤村に渡り決定機を作られるも枠外で救われる。

67分、右サイドでボールを受けた米倉がキレのある切り返しで相手を振り切りドリブルでエリアに侵入。クロスをファーで船山が触るもポスト。しかしもう一度押し込み追加点。米倉のドリブルが素晴らしかった。ひさびさのスタメンの船山も1ゴール1アシストと10番の仕事をしてみせた。

69分、左サイドの為田から「クレーベ兄さん後はよろしく」というふんわりクロスが上がり、「おっしゃまかせとけ!」とDF2人に挟まれながら弾き飛ばしてクレーベが頭で合わせるもGKにセーブされてしまう。ゴール裏を煽るクレーベ。ほんと頼もしいわ。

78分、アランOUT、ゲリアIN。アランは結果も出したし守備も頑張ってた。もう一回言うけどエンジンかけるの遅いよ。87分、船山OUT、堀米IN。船山はひさびさのスタメンでもしっかり結果を残すんだからさすが。88分、中央でボールを受けた下平が強烈なミドルを放つもセーブされる。下平のミドルもっと見たいぞ。

94分、浩平OUT、矢田IN。浩平はスペースがあるといい仕事をする。今日は後ろでも効いていた。このまま逃げ切りフクアリで4試合ぶりの勝利。千葉にとっては大きい勝点3、金沢にとっては痛恨の敗戦になった。途中経過で栃木が引き分けていたので残留が決まるかなと思いきや、栃木が93分に勝ち越しゴールを決め勝利したため残留はおあずけ。

監督・選手コメント

―― 工藤選手のボランチでの起用について。

金沢さんがマンツーマン気味の守備をしてくる中で、どうしても主導権を握りたいという思いがありました。彼のアイデアを出すために、後ろ(最終ライン)に入って(両センターバックと合わせて)3枚で、時にはワイドに広がってサイドバックを高い位置に上げながら、相手のマンツーマンをうまく利用して空間をあけさせる。そういう狙いで彼を使いました。フィジカル的には劣るんですけれども、守備の狙いは予測と、それから次に入ってくる縦パスをどのようにして消すかというのは、彼はいいものを持っているので。

江尻監督のコメント。今日はこれが上手くハマったね。さぁ残り3試合、次節のフクアリで残留を決めよう。

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