2019 J2 第20節 ジェフ千葉 VS FC町田ゼルビア 試合レポート

千葉 1-2 町田

【ジェフ公式】【ハイライト】 2019明治安田生命J2リーグ第20節 FC町田ゼルビア戦

前節、柏に完膚なきまでにボッコボコにされ厳しい現実を見せつけられた千葉。悪い流れを断ち切るためにもホームで気持ち良く快勝したい。いや、気持ち良くなくてもいいし快勝じゃなくてもいいからとにかく勝ちたい。

町田は千葉より一つ下の16位。両チーム共に5勝7分7敗で勝点22。千葉は得点20の失点28で得失点差が-8。町田は得点18の失点26で得失点差が-8。数字的にはほぼ同じという状況。町田もここ4試合勝ちがなく難しい状態だ。両チーム共に早く下位から抜け出すために勝点3が欲しい一戦。

千葉はスタメンをかなりいじってきた。GKは鈴木。3バックは右から鳥海、増嶋、乾。ボランチは勇人と熊谷。WBは右にゲリア、そして左には初出場の安田が入った。2列目に寿人と船山。ワントップにクレーベ。勇人と寿人はリーグではプロ20年目にして初の双子共演。ユースの時から見ているので感慨深いものもあるが、感慨に浸っていられる状況でもないのでピッチでしっかり結果を出してほしい。

千葉VS町田 スタメン

試合は立ち上がりから町田が前から圧力をかけ千葉が受ける形。前線でボールが収まらず落ち着きのない展開になった。そして14分、町田のCKがファーの酒井へ。マークに付いた乾はボールを見るのもマークを見るのも中途半端になり後ろから前へ入られ失点。

その後も千葉はなかなか攻撃の意図が見えず苦しい状況のまま、やっとCKを取ったと思ったらショートコーナーをあっさり奪われたりと上手くいかない。前半ATには町田にクロスから頭で決定機を作られるも枠外で救われた。

前半は完全に町田のゲーム。町田は狙いを徹底し、ある意味わかりやすいサッカー。しかし千葉はそこに対し上手く対策を取れず受けに回り、攻撃でもクレーベや寿人をどう活かしたいのかなかなか見えてこなかった。

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試される対応力

55分、勇人からの素晴らしい裏へのロングフィードで抜け出したゲリアが深い位置から折り返し鳥海がシュートを打つもバーをかすめ枠外。ゲリアにはああいう上がりをもっともっとやってほしい。

67分、寿人OUT、アランIN。寿人が活きるボールがなかなか出てこないね。足元で受けて一人でなんとかするタイプではないので厳しいな。70分、安田がダイレクトで入れたボールをクレーベが収め、裏へ抜けたゲリアへパス。ゲリアは自分でも打てたがファーでフリーの船山に合わせ同点。ゲリアのオーバーラップが活きた。

82分、安田OUT、為田IN。安田はもう一つという感じだけど初出場だしこんなもんかな。町田の勢いも徐々に落ちてきて千葉に流れが来るかと思いきや、87分、左サイドで船山が軽くかわされクロスを入れられると中でロメロ・フランクがフリー。ループ気味の見事なコントロールシュートを決められ突き放される。シュートは見事としか言いようがないけど守備の対応は軽いよね。そのまま試合終了。

町田はさほど良くなかったし、ワンサイドに寄せるわかりやすい狙いだったけど最後まで効果的な対応はできず、起用した選手たちが効果的なプレイができたとも言えない。チームとしての狙いが見えないというのが閉塞感を生んでいる。

監督・選手コメント

シンプルに背後を突くことと、サイドを変えることを徹底しました。安田理大や佐藤寿人を入れた理由の部分は、チームとして統一感を持ってやれたところもあったのでそれほど悲観していません。

江尻監督のコメント。しかし寿人は、

背後を取るという狙いがありましたけれど、実際にはそういうプレーが非常に少なかった。本当の意味での割り切りが必要だったと思うし、その部分がどっちつかずになってしまったことで流れをつかめなかった。今日の負け方をしていると何も積み上げることができない。正直なところ、今日の何もない敗戦だったと思います。僕個人としては最悪の結果でした。

監督のコメントと比べると寿人のコメントは危機感に満ちている。もちろん監督としては悲観的になってもしょうがないのでポジティブにというのがあるんだろうけど、前節といい今節といいポジティブな要素はなかなか見えてこない。

監督が替わって、江尻さんの下で新しいサッカーを作り上げているんだから、みんなが覚悟を持ってそこに向かっていかなきゃいけない。

それでも寿人の言う通り一丸となって覚悟をもってやり続けるしかない。

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