千葉 1-4 新潟
開幕戦を0-0で終え昨シーズンからリーグ戦4試合連続無失点と守備に関しては大崩れしなくなった千葉。冷たい雨の中、今日のホーム開幕戦では大挙して押し寄せる新潟サポーターを前に攻撃でも守備でも完勝といきたい。
千葉は開幕戦で負傷交代した矢田と茶島が不在。代わりに小島とクレーベが入るという予想通りのメンバー。しかし蓋を開けると熊谷のアンカーで小島と堀米のインサイドハーフという布陣。ここに来てエスナイデル監督の「アンカーにしないと死んじゃう病」が発症。ホームだしどうしても攻撃的にいきたいんだろう。
立ち上がりから千葉がボールを回し相手を押し込むいつもの展開。そして4-4でブロックを敷く新潟に対しなかなか攻撃の形を作れないいつもの展開。16分に堀米のCKにエベルトが合わせるもGK正面。今日も堀米のCKにはゴールの匂いがする。
序盤こそ小島や堀米が下がりバランスを取っていたが、15分あたりで小島と堀米がエスナイデル監督に呼ばれたあたりからより顕著なアンカーに。
30分、低い位置でのボール回しを相手に奪われ田中達也が右足一閃。素晴らしいミドルを突き刺され先制点を許す。シュートに関しては相手を褒めるしかないけど、奪われ方が悪かった。新潟としては狙い通りだろう。
失点後に千葉はシステムを変更。4-2-3-1のいつもの形に。バタバタ感は否めない。
32分にはレオナルドのミドル、34分にはクロスからのレオナルドのヘッド、36分にもクロスからのレオナルドの右足と、昨シーズンのJ3得点王に決定機を作られ、前半で追加点を取られてもおかしくない展開だった。
悪夢のホーム開幕戦
後半の頭からさらにシステムを変更。2トップに。しかし形を変えてもいい変化はあらわれなかった。
59分、下平OUT、乾IN。乾のドリブルはやっぱり魅力あるな。69分、船山OUT、田坂IN。しかし直後の70分、新潟は途中投入の矢野が右サイドで強いフィジカルを見せ、最後は高木に押し込まれ追加点。
いい所のなかった千葉は74分、堀米のCKを増嶋が頭で流し込み一矢報いる。CKは右も左も全部堀米でいいんじゃないか。船山が蹴るより得点の匂いがするボールを蹴るし、実際に得点になってるし。
さぁここから追いつくぞという展開にしたい所だが流れの中からチャンスが作れない。79分、ゲリアOUT、浩平INするも対策を取られ、89分、オフサイドのようにも見えたが矢野に抜け出され3失点目で万事休す。さらにATにも左サイドを崩され新井にプロ初ゴールを豪快に蹴り込まれ4失点目。崩壊した。
せっかく得点力こそ落ちたものの守備は大崩れしなくなっていたのに、ここに来て昨シーズンの悪い時の千葉のサッカーに逆戻りしてしまった。支配率で圧倒し、スコアで圧倒される。何のためのポゼッションなのか。
1万2千人を超えるホーム開幕戦で新たな千葉のサッカーを見せなければいけないのに、何も変わらない内容で4失点の大崩壊。お先真っ暗だ。
監督・選手コメント
―― 良いプレーができなかった大きな要因は?
私のせいです。システムと選手の選択です。私がいつも言うのは選手がシステムを決める、その意味で私は間違いました。攻撃的になりたかったために攻撃的な選手の人数を増やしましたが、それを実際にできるとは限りません。
3年目だぞ。