京都 0-3 千葉
今季の京都はJ3降格の危機に陥る程に低迷。千葉のゴール数69に対し、京都は38と得点力に苦しんでいる。しかもホームで4勝しかしてないという苦しい状況の中、なんとか降格の危機は逃れたものの19位という順位で千葉戦を迎えた。
一方の千葉も16位と低迷する中、前節はホームで徳島に2-0の完勝。結果も内容も伴うナイスゲームだった。次節の最終節ホームでの栃木戦にいい流れで入るためにもきっちり完勝したい。
スタメンは前節から怪我の鳥海に代わりエベルトが入った以外は同じメンバーにシステム。GKに優也。DFは右からゲリア、増嶋、エベルト、下平。アンカーに熊谷を置き、インサイドハーフに小島と矢田。前線は右に茶島、左に也真人、ワントップに船山。ワントップというかゼロトップだね。
試合は開始わずか1分、相手GKが蹴り出したロングボールに優也が飛び出すもエベルトとかぶりクリアボールは闘莉王へ。無人のゴールへシュートを打たれるも戻ったエベルトがなんとかクリア。前節もあった千葉名物のプレイをさっそく披露。
6分、也真人が左サイドから切れ込みシュートを打つもGKがセーブ。7分にはゲリアからの縦パスに抜け出た茶島がシュートを打つもGKに弾かれる。15分にもショートカウンターから矢田→也真人→矢田と繋ぎシュートを打つもまたもやGKにセーブされる。序盤から両サイドで効果的な攻撃が出来ていた。
先制点は35分、CKのこぼれをもう一度矢田がクロスを入れ、ニアで増嶋がすらし船山が頭で合わせ先制。船山はキャリアタイの19点目。増嶋は前節に続くアシストで攻撃でも貢献。
そして直後の37分、船山→也真人と繋ぎ也真人がドリブルで溜めを作り茶島へ。茶島のシュートはポストに弾かれるも下平が左足で蹴り込み追加点。茶島はやっぱり前だよなぁ。最後の最後で適正ポジションで活き活きプレイしてる。
守備でも熊谷をはじめ闘莉王を厳しく潰し仕事をさせず2点のリードで折り返す。2点じゃまったく安心できないエスナイデルサッカー。早めの3点目が欲しい。
2試合連続クリーンシート
後半は小島と熊谷のボランチ2枚でバランスを取りつつ試合を進め、50分、左サイドからのクロスを闘莉王に頭で合わせられるも優也が至近距離でナイスセーブ。56分、矢田OUT、指宿INで前線にターゲットを作る。65分にはその指宿が也真人からのパスを受け決定機を作るもシュートは枠に飛ばず。
しかし69分、茶島がキレのあるドリブルで右サイドを縦に突破。クロスを収めた指宿が今度は豪快に蹴り込み3点目。指宿は9点目と二桁目前。よくやってるよ。73分、也真人OUT、近藤INで3バックに。77分には湯澤に独走を許し絶体絶命のピンチを迎えるもシュートミスで救われる。
79分、茶島OUT、為田IN。茶島はここ数試合すごくいい。持ち味を発揮できている。このパフォーマンスならぜひとも買い取りたいけどどうなるか。後半ATには為田が抜け出しGKと1対1になるも決めきれずホイッスル。4点目は取れなかったもののきっちり完勝した。
監督・選手コメント
残り1試合、応援してくれる人たちに気持ちが伝わるような試合をしたいと思います。
也真人のコメント。いい流れでフクアリでの最終節を迎えられる。不本意だった今シーズン。コメントどおり気持ちの伝わるプレイできっちりホームで完勝して今季初の3連勝でシーズンを終えたい。船山のキャリアハイの20点目も見たいぞ。