フアン・エスナイデル監督の契約更新のお知らせ
エスナイデル監督が2019シーズンも監督として指揮を執ることが発表された。
これまでの社長、GM、監督の発言や流れから見ても続投が濃厚だと思っていたので驚きはない。おそらく今シーズンの結果にかかわらず3年まかせるというのが既定路線なのではないか。成績や内容だけ見ればどう考えても解任だからね。
監督としても高橋GMとしても予定通りではないはずだ。1年目で監督の戦術を浸透させ、2年目で成熟させ、上り調子で3年目を迎え結果を出すという理想を描いていただろう。
しかし現実は2年目にもかかわらず守備は崩壊し、上り調子どころか1年目より悪い状態で2年目を終えることとなった。高橋GMもエスナイデル監督の悪い意味での頑固さや守備の軽視は想定外だったのではないか。
正直2019シーズンに対する期待は極めて低い。今シーズンのサッカーを見た上で、年が明けていきなり劇的に良くなるとは到底思えない。このブログでも何度も書いているが、とにかく守備の修正が必要だ。さすがにエスナイデル監督もこの2シーズン何度も痛い目を見ているのでこの経験を3年目に活かしてくれると思いたいが、インタビューを聞くかぎり、頑なに来シーズンも理想を追い同じサッカーをしそうで怖い。
それでも付いて行く
オズワルド・アルディレスの名言がある。
車も、家も、妻さえも変えられる。だが、応援するサッカーチームだけは変えることができない。
そうなのだ。クラブがどんな状態、状況だろうと、応援しないという選択肢はない。Jリーグにジェフ市原というクラブが誕生してから25年間、いい時も悪い時も応援を続けてきた。監督に不満がある、来シーズンに期待できないなんて小さなことだ。黄色いユニフォームを着て全力でプレイする選手がいるかぎり、来シーズンもジェフ千葉を応援する。
これからは選手の移籍や加入のニュースが続くことになる。監督が続投しスタイルを継続する以上、主力の流出は阻止したい。監督は続投しました、でも選手の大半は入れ替わりました、ではまた最初から作り直しになってしまう。積み上げるためにも主力を維持し、ウィークポイントを補強することで総合力を上げたい。いいニュースが多いといいね。
それにしてもシーズンが終了した時のあっさりした報告。
そして今回のコメントもないあっさりした監督の契約更新発表。もう少しなんとかならないものか。今シーズンの総括や来シーズンへの抱負など監督からコメントを取るくらいできるだろうに。これだけ酷かったシーズンにもかかわらず、何事もなかったかのようにシーズンが終了し、あたりまえのように監督の契約が更新された。
来シーズンサポーターは今シーズン以上に厳しい目でチームを見ることになる。今シーズンのように序盤でつまずこうものなら早い段階で解任の声も上がるだろう。
クラブがエスナイデル監督で行くと決断をしたのなら信じて付いて行くしかない。2019シーズン、覚醒したエスナイデルサッカーがJ2を席巻し、悲願のJ1復帰を達成。エスナイデル監督ごめんなさい、高橋GMごめんなさい、あなた達が正しかったです。と言わせてくれ。喜んで謝るよ。
追記
この記事を書いている最中に高橋GMのシーズン総括と監督続投についてのインタビューがリリースされた。
これについては後日あらためて。