2018 J2 第36節 ロアッソ熊本 VS ジェフ千葉 試合レポート

熊本 1-3 千葉

【ジェフ公式】【ハイライト】2018明治安田生命J2リーグ第36節 ロアッソ熊本戦

残り7試合という終盤にもかからわず、いつの間にか千葉は18位という情けない順位まで落ちている。プレーオフは遥か彼方へ行ってしまった。一方の熊本はJ3降格圏の21位とさらに深刻な状況。残り試合の重要さは熊本の方が上だろう。今節は守備に問題を抱えた両クラブの対戦ということになる。熊本はリーグワーストの69失点。その下に最下位の讃岐が65失点、そして千葉が64失点で続いている。リーグ2位の得点力を誇る千葉はここ2試合ゴールなしと沈黙してしまっている。ひさびさに千葉らしさを見せてもらいたい。

千葉はここ最近固定されていたDFラインをいじってきた。GKはチョルファン。右SBに怪我から復帰のゲリアが戻り、CBは近藤とエベルト。左SBに下平。中盤の底に小島と熊谷を並べ、2列目に右から也真人、船山、矢田。ワントップに指宿。熊本のスタメンFWには千葉在籍時にはほとんど出番のなかった安柄俊が名を連ねている。前回対戦時は勝利したものの、安柄俊には点を取られているので気をつけたい。そしてベンチには巻誠一郎、水野晃樹というジェフ千葉黄金期のメンバーが。千葉がリードして彼らを引きずり出し、仕事をさせず終えるという展開に持ち込みたいね。

熊本VS千葉 スタメン

試合は開始わずか7分、CKのこぼれがファーに流れた所を押し込まれ失点。いきなりのビハインドを背負ってしまう。前半は例によって66%という高いポゼッションでボールを持つも、動きは重くチャンスらしいチャンスもないまま時間だけが過ぎていった。前半の終盤に矢田と小島のインサイドハーフにし、船山を左に回した所で試合が動く。前半終了間際の45分、矢田からパスを受けた船山が長い距離をドリブルで持ち込み、DFと1対1の局面もドリブルでかわし左足で流し込み同点。0-1で折り返すのと振り出しに戻すのとでは大違いなのでこのゴールは大きかった。

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ミスを逃さず3得点

59分には熊谷のいい縦パスからチャンスを作るも也真人のシュートはGKに当たり枠の外へ。62分、CKを近藤がヘディングシュートしたボールを船山が収め、落としを再び近藤が右足で蹴り込み追加点。そして直後の63分、相手DFからボールを奪った指宿がエリアの外から右足を一閃。3点目で突き放した。熊本は67分に晃樹がIN、82分には巻がINするも試合はそのまま終了。4試合ぶりの勝利を手にした。

内容的には良くなかった。特に前半は酷かったし、船山が個の力でこじ開けなければどうなっていたかわからない。千葉が良くなかったのと同様、熊本も良くなくて助けられたという試合だった。熊本はリーグワースト失点のクラブだが、1点目の船山への対応も軽かったし、3点目のDFの対応も中途半端だった。

船山は18ゴールで、キャリアタイの19ゴールまであと1。得点ランク1位は大宮の大前が21ゴール、2位は山口のアドの20ゴール。十分射程圏内に捉えている。キャリアハイ、そして得点王、狙っていこうぜ。こうなったらチームとしてもリーグ最多得点の称号が欲しい。1位は大分の65ゴール、2位が千葉の63ゴール。大分との直接対決も残してるしガンガン殴り勝とう。

監督・選手コメント

船山だけではなくシステム全体を少し変えました。両サイドも中央も、もう少し良くなると思ったからです。小島を少し前に上げて、矢田を少し中に入れました。それがうまくいく時といかない時がありますが、今日はうまくいったということです。

エスナイデル監督のコメント。コメントの通り、今日はこの采配で試合が動いたね。中盤の選手たちはどのポジションもこなせる選手が揃っている。でも、だからこそどこで使うかむずかしいという問題もある。状況に応じた最適解を見出したい。

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