千葉 2-1 甲府
前節から中3日で迎える甲府戦。暑さの中での連戦でチームとしての総力が試される。千葉は前節から5人入れ替えスタメンはGKにロドリゲスが復帰。4バックは右から溝渕、近藤、エベルト、乾。アンカーに熊谷を置き、インサイドハーフに茶島と浩平。前線に右から船山、ラリベイ、清武。
試合は立ち上がりからエスナイデルサッカーの原点に還るようなハイラインハイプレスで圧力をかけるも、開始2分に高いラインの裏を取られ決定的なピンチを迎えるがシュートミスに救われる。しかし15分、FKをファーで合わされゴールに流し込まれ失点。
同点弾は21分、乾が左サイドを上がりクロスをラリベイへ。ラリベイの落としを茶島が素晴らしいグラウンダーのミドルで突き刺した。35分には清武のパスを受けた船山がDFを上手くかわし決定機を迎えるもシュートは枠に飛ばず。決めないといけない場面だったし、少なくとも枠に持っていってほしかった。
浩平は今日も効いている。あらゆる局面に顔を出しリズムを作り、ダイレクトやワンツーで中を崩すようなプレイも多く、也真人の不在を見事に埋めてくれている。積極的なコーチングも目立ち、早くもピッチ上のリーダーの風格。この補強は大正解だったね。
浩平の加入が生む変化
後半開始早々にGKのロングフィードから裏に抜け出され決定的なピンチを迎えるもシュートミスに救われる。49分にもやられたと思ったシュートを溝渕がナイスクリアで救った。58分に茶島OUT、矢田IN。68分に清武OUT、為田IN。そして82分、浩平のボール奪取から右サイドの矢田へ。ファーへのクロスに頭で合わせた為田のゴールで逆転。ゴール後のチーム全体での喜び方を見ると、チームとしてのまとまりや一体感は失われていない。85分に溝渕OUT、増嶋INで試合をクローズ。最後まで走りきり、戦う姿勢も見えたナイスゲームだった。守備の部分ではまだまだ危ない場面も多いけど、攻撃面が活性化されてきたのは良い兆候だ。
浩平の加入で明らかに中盤に良い変化が起きている。矢田も戻ってきたし、こうなると誰をどこで使うかが難しくなる。熊谷はアンタッチャブル。矢田も外せない。浩平がいい仕事をしてるし、茶島は右SBになるかなぁ。個人的に清武はすごく期待してるけど、まだ気持ちが先行しちゃってる感じ。為田の方が計算できる。
監督代行・選手コメント
いろいろとチャレンジしてきましたけど、原点に戻ることで監督が求めるジェフらしさを取り戻そうとしました。そういう意識を徹底できたゲームだったと思うし、結果が出たことは大きいと思います。
近藤のコメントにあるように原点回帰で勝ち切れたのは大きい。選手コメントからも浩平の名前がよく出てるね。大事なのはこれを続けられるか。中3日でのアウェイ新潟戦。夏場の総力戦、消耗戦の中を勝ち切り、上との差を縮めたい。